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ジィ・シィ企画、ターゲットの拡大等成長戦略の各施策を開始 ストック売上増加に注力しさらなる成長へ

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2022年8月15日に行われた、株式会社ジィ・シィ企画2022年6月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

アジェンダ

矢ヶ部啓一氏(以下、矢ヶ部):株式会社ジィ・シィ企画、代表取締役社長の矢ヶ部でございます。ただいまより、2022年6月期の通期決算説明会を開催いたします。

アジェンダに沿って進行しますが、1番の事業内容、4番の今後の成長戦略、5番の2023年6月期通期業績予想については私から、2番の通期業績予想と実績値の差異、3番の2022年6月期通期決算概要については、取締役の坂井よりご説明します。

会社概要

会社概要です。会社名は株式会社ジィ・シィ企画、代表者は私、矢ヶ部です。設立は1995年9月13日、従業員数は現在113名、本社の所在地は千葉県佐倉市です。

事業所は3ヶ所あり、千代田区神保町にある東京事務所は、営業の拠点となっています。山形県米沢市にある米沢事務所は、決済パッケージソフトウェアの開発を行っています。札幌R&Dセンターは、今年7月に事務所を移転し、決済端末のアプリケーション開発と研究を行っています。

事業内容-1:事業概要

事業概要です。当社は28年前にシステム開発会社としてスタートしています。現在はキャッシュレスに特化した開発を行っており、カード会社加盟店を中心にシステムと、サービスを提供しています。

当社には、自社開発の決済パッケージソフト「CARD CREW PLUS」があり、このソフトウェアを基盤に事業を行っています。パッケージライセンスを販売するほか、決済ASPサービスにも活用しています。

事業内容-2:事業概要イメージ図

事業のイメージを説明図にしました。まず、キャッシュレス未導入の店舗に当社の製品やサービスを導入することで、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコードなどの決済を利用する環境が構築されます。

サービスは2パターンあり、システムをお客さまが一括して買い取り、お客さま資産として運用いただく「決済システム導入タイプ」と、当社のシステムを月々の費用でご利用いただく「ASPサービス利用タイプ」があります。近年はセキュリティの観点から後者のASPサービス利用タイプを選択されるパターンがほとんどです。

事業内容-3:ビジネスモデル

当社はフロー売上をきっかけに、ストック売上が拡大するビジネスモデルです。「情報システム開発売上」と呼ぶフロー売上には、システム導入の初期売上である、決済ASPサービスの初期導入費用、システムの受託開発、ソフトウェアのライセンス販売、決済端末等の機器販売があります。

これをきっかけとして、「アウトソーシングサービス売上」と呼ぶ、月々のストック売上契約につながります。具体的には、決済ASPサービス、システム保守サービス、システム運用サービスの売上となります。

事業環境

当社の競合の環境についてご説明します。ターゲットとなる顧客の規模、販売力、技術力のマトリックスで表現しています。当社は青色の領域となります。

A群は主に、カード会社加盟店向けの決済事業者です。自社で決済システムをあまり保有しておらず、営業活動によって加盟店を獲得するようなタイプです。B群は主に、カード会社や金融機関向けのシステムで、大手システムインテグレーターとなっています。

C群は、カード会社向けのシステム開発会社です。システム規模の比較的小さいユーザーではA群、規模の大きいユーザーではB群、C群と競合になり、最近はA群との競合が多く見られます。

当社の強み:導入から運用までワンストップサービス

当社の強みについてご説明します。当社はシステム開発会社であることから、決済に必要な製品やサービスは自社で開発しています。決済ASPサービスの構築から、保守、運用についても自社内のリソースで行っています。

自社内のリソース活用によって、ノウハウの蓄積、新しい技術や新しいサービスへの取り組み、システムのバグやトラブル対応についても自社内で解決、完結します。社内に技術力を保有することで、お客さまの要求するカスタマイズへ柔軟に対応できることが、当社の強みであると考えています。

当社の強み:主要な事業者との営業的なアライアンス

続いて、営業的なアライアンスについてご説明します。当社は非常にコンパクトな会社で、特別に営業力に優れているわけではありませんので、スライドに記載のPOSベンダー、システムインテグレータ、決済事業者、カード会社などとアライアンスを組んでお客さまを獲得しています。

2022年6月期より、「国際ブランド決済ネットワーク接続サービス」の関係で、カード会社とのアライアンスに力を注いでいます。今期よりその成果が出てくることを期待しています。

2022年6月期 通期業績予想と実績値との差異

坂井正人氏:取締役の坂井です。それでは私から、2022年6月期通期業績予想と実績値との差異についてご説明します。利益率の高いライセンス販売の売上が計上され、第4四半期単体では利益計上となりました。

通期では、約6,500万円の売上を見込んだ大型案件の納期が翌期になりました。計画にもとづいて、大幅な経費削減を実施しましたが、前述した約6,500万円の案件の納期のズレにより、通期では営業損失を計上する結果となりました。また、将来のための研究開発には、積極的な投資を実施しました。業績についてはスライド記載のとおりです。
 

2022年6月期 通期業績予想と実績値との差異(要因分析)

要因分析です。1点目の情報システム開発売上の受託開発については、第3四半期に複数大型案件で約4億9,500万円を受注し、第4四半期で売上計上を計画しましたが、その一部の案件である約6,500万円の納期が翌期となりました。

2点目は情報システム開発売上の機器販売です。半導体不足の影響で、端末の仕入れが滞り、当期は在庫の範囲内の販売に留まりました。

3点目のアウトソーシングサービス売上は、情報システム開発売上が想定以上に伸び悩んだ影響から、決済ASPサービスや保守運用サービスの月額契約に繋がらず、前期比2.6パーセントの微増に留まりました。

2022年6月期 通期業績サマリー(対前期比)

2022年6月期通期決算概要についてご説明します。通期業績サマリーは前期比で表示しています。売上高は15億8,800万円、前期比マイナス23.5パーセント、営業損失はマイナス5,500万円となっています。

情報システム開発売上では、第3四半期で大型案件を受注し、売上計上を第4四半期で計画しましたが、一部案件の納期が翌期に延期となりました。業績については記載しているとおりです。

2022年6月期通期計画の達成状況

矢ヶ部:2022年6月期通期計画の達成状況です。決算概要でもお伝えしたとおり、2022年6月期はさまざまな改善すべき点がありました。戦略を立て直し、2023年6月期以降の事業を進めていきます。

事業を進めるにあたり、主な施策として、1つ目は、継続的な売上となるストック売上の成長に力を注ぎます。2つ目は、決済端末はリードタイムを考慮し、一括発注方式によって安定した在庫数を確保します。

3つ目は新規ユーザーの獲得を活性化させるため、営業的なアライアンス先を拡充します。4つ目は、より魅力的な製品やサービスをお客さまに提供するため、特に製品や研究への投資を行います。

新たな成長戦略 ストック売上の成長を加速

その中でも、ストック売上の成長を加速するため、これまで以上に力を注いでいきます。理由の1つ目は、ストック売上を成長させるための材料が揃ってきたことです。

カード会社との協業体制の確立により、「国際ブランド決済ネットワーク接続サービス」「決済端末のサブスク型販売」を提供していきます。さらに、決済手数料ビジネスへの参入や、健康経営アプリ「NUCADOCO」の販売が本格スタートします。

2つ目に環境の変化があります。決済端末の価格上昇と他社との競争激化にともない、従来の決済端末の売切り型販売に加え、ユーザーが購入しやすいサブスク型の販売方式を追加しています。

新たな成長戦略 ストック売上分野毎の計画

マーケットのターゲットを拡大し、5つの分野でストック売上の成長を促します。マーケットのターゲット拡大とは、小規模店への参入を意味しています。5つの分野とは次のとおりです。

1つ目はマルチ決済端末サブスク型の販売です。こちらは決済端末の月額定額販売サービスとなります。2つ目は国際ブランド決済ネットワーク接続サービスの提供です。こちらは「VisaNet」などの国際ブランドのネットワークを利用したサービスの売上となります。

3つ目は決済手数料による売上、4つ目の「NUCADOCO」は、健康経営スマホアプリによる売上です。5つ目は従来のアウトソーシングサービスの売上となります。

成長戦略① マーケットターゲットの拡大

成長戦略の1番目、マーケットターゲットの拡大についてご説明します。従来は、スライドの三角形の点線部分が示す大規模店、中規模店のカード会社加盟店のみをターゲットとしていました。

カード会社とのアライアンスが進む中で、カード会社が抱える小規模店の端末置き換え案件の需要が相当数あるため、端末サブスク販売でその需要を取り込む計画です。もちろん大型店、中規模店も引き続きターゲットとします。

成長戦略② 国際ブランド決済ネットワーク接続サービス

成長戦略の2番目、国際ブランド決済ネットワーク接続サービスについてご説明します。現在当社の決済ASPサービスは、国内の決済ネットワークを利用していますが、これを国際ブランドが用意する「VisaNet」に切り替えていきます。

本サービスのメリットと当社の収益構造ですが、まずこのサービスの利用により、カード会社のコストが低減され、カード会社加盟店の手数料削減などが可能になります。当社のサービスを利用する加盟店が増加するため、当社はカード会社からのシステム利用料を売上とします。

今後はカード会社とアライアンスを組んでビジネスを展開し、アライアンス先のカード会社は随時増やしていきます。現在、「VisaNet」についてはブランドとカード会社とのテストフェーズであり、加盟店へのサービスのリリースは2023年6月期第3四半期を予定しています。

成長戦略② 国際ブランド決済ネットワーク接続サービス

スケジュールについてもう少し詳しくご説明します。2022年4月にシステムは完成しましたが、サービスとシステムの品質を盤石にするために、現在はVISAとカード会社とのテストを実施しています。

したがって、加盟店への提供は2023年6月期第3四半期、つまり2023年1月から3月の間を予定しています。カード会社からは具体的な加盟店を複数社紹介されているため、お客さまへの一刻も早い提供を実現します。

成長戦略③ マルチ決済端末のサブスク型販売

成長戦略の3番目、マルチ決済端末のサブスク型販売についてご説明します。従来の売り切り型に加え、加盟店が求めやすいサブスクリプション型のサービスとなっています。特にカード会社とのアライアンスにより、従来の大規模店、中規模店に加え、カード会社が抱える小規模店の端末置き換え事案が相当数あります。

決済の処理料を含んだ大変求めやすい価格で提供し、マーケットシェアの拡大を狙いたいと考えています。今後は、決済端末のラインアップや決済機能の拡張に投資します。

成長戦略④ 決済手数料売上

成長戦略4番目、決済手数料売上についてご説明します。店舗と決済手数料にかかる契約を当社が直接行い、決済事業者から仕入れた手数料の差額を収益とするビジネスに参入します。

スライドの図に記載のとおり、当社と加盟店間の契約、当社と決済事業者間の契約が前提となります。現在準備を進めており、2023年6月期第2四半期、10月から12月には事業をスタートさせる予定です。

成長戦略⑤ NUCADOCO

成長戦略5番目、健康経営アプリ「NUCADOCO」についてご説明します。2023年6月期より健康優良法人向けに本格的な営業活動をスタートさせました。

「NUCADOCO」のトピックとして、1つ目は3Dアバターと3Dボディスキャナを利用した異業種共創を行います。さまざまな業種がメタバース進出を目指しており、アバターを利用したサービスの事業共創を進めています。

2つ目は、メタバース連携です。現在、「NUCADOCO」のアプリからシームレスにメタバース空間にアバターを連携する開発を進めています。これにより、アプリ利用者間のコミュニケーションが一層向上します。

3つ目は「NUCADOCO」ヘルスケアサービスの特許取得です。こちらは「アバターを利用したヘルスケアサービス」の特許で、6月末に特許庁より特許査定通知を受領し、8月9日に特許証を受け取りました。特許取得により、同種のサービスを検討する他社に対し、有利なサービス展開が期待できます。

製品開発・研究・設備への投資計画

今後の投資計画について、ご説明します。当社の優位性を保つため、魅力的な製品やサービスをお客さまに提供し続けます。

1つは製品開発・研究開発です。こちらの主な計画は、国際ブランド決済ネットワーク接続サービスの開発、マルチ決済端末の他機種対応、「NUCADOCO」の開発、決済ASPサービスの機能拡張、SDGs(社会貢献活動)の研究・実証実験です。

もう1つは設備投資です。こちらの主な計画は、DRセンター構築、決済ASPサービス設備増強、DX対応、開発用機器増強です。

成長戦略に必要な人員計画

人員計画についてです。事業の成長に欠かせない、開発・運用の技術系および営業系の採用を強化していきます。

売上目標および営業利益率目標(3ヶ年)

売り上げ目標および営業利益の目標(3ヶ年)について、ご説明します。2023年6月期、2024年6月期は、人的リソースおよび開発・研究、設備投資をストック売上の成長戦略に振り向けます。したがって、成長の成果は2025年6月期となる計画を立案しています。

サステナブル SDGsへの取り組み

サステナブル、SDGsへの取り組みについてご説明します。キャッシュレス決済の推進がSDGsへの貢献と捉え、キャッシュレス比率向上のための施策を実施していきます。

また、地域に根付いたコミュニティ通貨の普及活動として、各地でさまざまな実証実験を行っています。これにより、企業の価値を一層高めていきたいと考えています。

2023年6月期 通期業績予想

2023年6月期の通期業績予想については、記載のとおりです。2023年6月期は成長戦略に基づき、ストック売上増加につながる各施策をスタートさせます。

特に国際ブランド決済ネットワーク接続、マルチ決済端末のサブスク型販売をカード会社などとアライアンスを組んで展開し、今後の成長を高めるための投資の1年とします。

以上をもちまして、決算説明会を終了いたします。企業価値を高めるため努力してまいりますので、株主のみなさまにおかれましては、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

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