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ゴールド価格の下落は世界金融リセットの前兆か?現物なきロシア防弾チョッキの暴騰と金ETFの不気味な共通項

金貨生産量の推移

★2021年1月から12月迄の金貨生産量です。
(イーグル金貨+バッファロー金貨の合計)

1月は 28万2,000オンス、
2月は 14万1,500オンス、
3月は 9万9,500オンス、
4月は 4万9,500オンス、
5月は 6万4,500オンス、
6月は 20万9,500オンス、
7月は 7万3,000オンス、
8月は 16万3,500オンス、
9月は 9万9,000オンス。
10月は 19万4,000オンス。
11月は 17万4,500オンス。
12月は 5万2,500オンス、非常に少ない。

これは、例年の翌月に回して正月を飾る習わしです。

今年12ヶ月間合計160万3,000オンスとなり 2020年通年の108万6,000オンスと比較すると1.5倍です。それでも不足しているのです。需要が強すぎるとも言えます。

★2022年1月から9月迄の金貨生産量です。
(イーグル金貨+バッファロー金貨の合計)
1月は 24万3,000オンス、
2月は 11万8,000オンス、
3月は 22万オンス
4月は 11万5,000オンスだけです。
5月は 23万1,000オンス
6月は 7万3,500オンス
7月は 10万4,000オンス
8月は 7万4,000オンス
9月は 8万8,500オンス

材料が入らないのでしょう。

銀貨生産量

★さて グラフは掲載していませんが、2021年1月から12月迄の銀貨生産量です。

1月は 477万5,000オンス、
2月は 319万1,500オンス、
3月は 408万7,000オンス、
4月は 105万3,000オンス、
5月は、完璧なゼロ、
6月は 280万オンス、
7月は 310万4,000オンス、
8月は 393万オンス、
9月は 273万5,000オンス。
10月は 107万6,000オンス。
11月は 153万5,000オンス。
12月は ゼロでした。

これも来月回しにしたのです。ここでも原料が入らないのでしょう。

2022年1月から9月迄の銀貨生産量です。

1月は 500万1,000オンス、
2月は 150万オンス、
3月は 108万500オンス
4月は 85万オンス
5月は 135万オンス
6月は 92万5,000オンス(データ修正)
7月は 85万オンスのみ
8月も 85万オンスのみ
9月は 83万3,000オンス

金貨、銀貨の比較

★金貨銀貨をトン数換算、四捨五入すると
金貨 銀貨
1月 7.6トン☆ 156トン
2月 3.7トン 47トン
3月 6.8トン☆ 34トン
4月 3.6トン 26トン
5月 7.2トン☆ 42トン
6月 2.3トン 29トン
7月 3.2トン 26トン
8月 2.3トン 26トン
9月 2.8トン 26トン
小計 39.4トン 412トン

★さて 下記はCOMEXでの現物引取り量です。
金貨、銀貨の数量と比較して下さい。
金地金 銀地金
1月 17.8トン 475トン☆
2月 59.0トン☆ 315トン
3月 36.8トン 1645トン☆
4月 85.3トン☆ 212トン
5月 20.1トン 876トン☆
6月 74.8トン☆ 293トン
7月 30.0トン 634トン☆
8月 104.9トン☆ 171トン
9月 38.2トン 1058トン☆
小計 466.9トン 5678トン

トンの後ろの☆はそれぞれの勝負の月で、当然 活発に現物引取りがあるのです。
なお、10月金現物引取りは多くなると思います。

COMEXのプロが地金引取りを増やせば、一般市民が買う金貨、銀貨には回るはずが
ないですね。

奇数月は金地金引取りが少なく、金貨が多くなりやすい。
偶数月は銀地金引取りが少なく、銀貨が多くなりやすい

のが一般的です。

2011年 金貨需要は 97,875オンス/月
2022年 金貨需要は 140,833オンス/月、

9カ月間平均は11年前の1.4倍に増えています。

2011年 銀貨需要は 332万2,375オンス/月
2022年 銀貨需要は 147万1,056オンス/月、

9カ月間平均は11年前の44%しかありません。これは銀の原材料地金が入ってこないのです。
それで銀貨のプレミアムが上がっているのです。その上、夏を過ぎても5オンス銀貨が生産できないのです。

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