物価が高騰してる時代に、増税しかしない内閣
本当であれば政府が減税や消費税廃止などで抜本的対策をしなければならないのだが、岸田政権は「増税政権」である。
岸田首相も「増税メガネ」と揶揄されているのを見てもわかる通り、絶対に減税・消費税廃止をしない。
物価が高騰してる時代に、増税しかしない内閣が政治をしているのだから、世の中がもっと悪くなるのは避けられない。
すでに日本人口の6人に1人、約2,000万人が相対的貧困となっている。
「カネこそすべて」の社会は、楽しい社会?
かくして、貧困と格差がどんどん広がっていく。しかし、そんな社会をぶっ壊してほしいと誰もが思っているわけではない。
今の社会で成功している人間や、豊かさを享受できている上級国民は別に今の社会が悪いとは思わない。
「格差が広がっている、貧困が広がっている」とは言えども、自分たちは成功しているので問題を感じない。問題を感じるどころか、今の自分たちを豊かにしてくれているこの社会がずっと続けばいいのにとも考える。
つまり、上級国民は今の社会システムの受益者であり、既得権益者になるので、そのまま続いてくれた方が有利なのだ。当たり前だが、自分たちに有利な世界をぶっ壊すような馬鹿な人はいない。
高所得になれば何でも欲しいものが買える。高価な地域や高額なマンションに住むことができて、人々も自分たちを羨んでくれる。カネがあれば特別扱いされる。カネを持っている人たちにとって「カネこそすべて」の社会は「楽しい社会」なのだ。
上級国民の子もまた上級国民に
ちなみに世襲政治家たちは増えているが、彼らのほとんどは先代から「旨い汁」をたっぷり吸って豊かになった上級国民である。
日本の政治家は30年以上も日本を成長させることができなくても、貧困と格差が増えても、平気な顔で議員をやっている。上級国民の世襲政治家がはびこっているのだから、そうなっても不思議ではない。
振り返って見れば、岸田文雄も、安倍晋三も、鳩山由紀夫も、麻生太郎も、みんな上級国民の世襲政治家である。自民党には世襲政治家が山ほどいて、彼らが世襲政治を続けている。
彼らは今の社会で豊さが維持できるのだから、社会を大きく変えるインセンティブなどまったくない。むしろ現状維持のほうが自分たちに有利である。
だから、上級国民の世襲政治家が多い日本の社会は何も変わらない。