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好業績&高配当「12月本決算企業」で注目の5銘柄とは?そろそろ権利取りの動きが活発に=田嶋智太郎

東亞合成<4045> 配当利回り=3.99%(11月21日現在)

幅広く事業を展開する中堅化学メーカー。ソーダ・塩素系事業とアクリル系事業に強みを持ち、瞬間接着剤などを収益源とするほか、介護用品など川下分野にも展開する。

足元は、基幹化学品事業において電解製品、アクリルモノマー、工業用ガスなどの販売数量がともに増加傾向。アクリルポリマーは自動車部品向けの販売数量が伸び、アクリルオリゴマー(塗料の機能性を高める)もディスプレイ関係向け出荷が好調。25年12月期は半導体関連が牽引するものと期待される。

24年12月期は売上高が前期比6.7%増の1,700億円、営業利益は同24.0%増の155億円、純利益は同5.1%増の128億円を見込んでいる。

東亞合成<4045> 日足(SBI証券提供)

東亞合成<4045> 日足(SBI証券提供)

年間配当は60円を予想(前期は53円)。配当性向は50%超の水準でPBR=1倍割れ解消を目論んでいる。

サカタインクス<4633> 配当利回り=3.59%(11月21日現在)

各種印刷インキを核に展開する大手メーカー。国内で段ボール用インキが、世界でアルミ缶用インキがトップシェアを持つ。国内4工場のほか、北米、欧州、アジアに生産拠点を持ち、海外での売上高が全体の7割を占める。25年12月期は海外で販売数量が一段と増加し、国内は値上げ効果が通期で寄与するものと期待される。

24年12月期は売上高が前期比7.3%増の2450億円、営業利益は同22.3%増の140億円、純利益は同25.9%増の94億円と過去最高を更新する見通し。

サカタインクス<4633> 日足(SBI証券提供)

サカタインクス<4633> 日足(SBI証券提供)

年間配当は55円を予想(前期は35円)。予想PER=8.6倍、PBR=0.73倍で、今年6月以降に形成している三角保ち合いは徐々に煮詰まりつつある(いずれ上放れする)と見られる。

Next: まだある好業績かつ高配当が魅力の12月本決算企業。投資するなら?

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