今週の1枚:米10年国債利回りの推移
米10年国債利回りは、先々週末(4/4 金)から先週初(4/7 月)にかけては、一時3.86%まで低下していたものの、4/9(水)は4.51%まで利回りが跳ね上がる(国債価格が下落する)局面があった。
図で示されているように、まだ10年国債利回り自体はまだ大騒ぎするほどの高水準でもないが、こうした国債価格下振れの背景には、前述のように、トランプ政権の失政を受けて、米国から資金が逃避している可能性が指摘されている。また市場では、中国が国債を売却している(少なくとも新発国債の入札に参加していない)との観測が広がっている。
こうした「米国売り」を憂慮して、トランプ大統領が関税を縮小し始めた、と主張する専門家も多い。ただ、ベッセント財務長官は米国からの資本逃避の可能性を踏まえ、大統領に何らかの対応を進言しているかもしれないが、トランプ大統領自身がそうした懸念を真に理解しているかどうかは、わからない。 ※本記事は有料メルマガ『馬渕治好の週次メモ「時の花」』2025年4月14日号の一部抜粋です。毎週いち早く馬渕氏の解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した項目もすぐ読めます。
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馬渕治好の週次メモ「時の花」
』』(2025年4月14日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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