<野村総合研究所(4307)>

野村総合研究所(4307) 日足 2025年9月8日~2026年3月6日 出典:TradingView
2025年11月にアンソロピック認定リセラープログラム契約を締結。これによって、AWSを活用したClaudeの企業導入支援体制を強化するとしています。
株価は、2026年1月29日の26年3月期第3四半期(4-12月)決算を受けて急落。海外事業が低調で業績が市場予想を下振れており、今後は事業の構造改革を進め、第4四半期にこれに関連した損失を計上するとしています。
ただし、足元では見直し買いも入り始めており、構造改革の進展とともに再評価される余地もあります。
<エクサウィザーズ(4259)>

エクサウィザーズ(4259) 日足 2025年6月25日~2026年3月6日 出典:TradingView
ChatGPTやGemini、そしてClaudeなど複数の最先端AIモデルが利用可能な高いセキュリティ対策を施した生成AIサービスを法人向けに展開しています。多くの大企業との取引実績を有しており、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の売上高は前年同期比17.1%増の83億5,400万円、営業損益は前年同期の2億3,800万円の赤字から10億2,700万円の黒字に浮上と着実に収益も積み上げています。
今後も生成AI導入に欠かせない企業として、成長を続ける期待ができるため、目が離せません。
<Finatextホールディングス(4419)>

エクサウィザーズ(4419) 日足 2025年4月23日~2026年3月6日 出典:TradingView
Finatextホールディングスは、証券・保険・貸金のライセンスを自ら保有する金融SaaS企業です。
単なるシステムベンダーではなく「自分で金融業を運営しながら他の金融機関にインフラを貸す」点に特徴を有しています。
同社は、CTO直下に「AI+チーム」を新設し、全社員にCursorとClaude Codeを配布。MCP(Model Context Protocol:AIアシスタントと外部のデータソース・ツールを繋ぐための共通接続規格)をセキュアに利用できる環境も整備するとしています。そして、自社でAIを使うだけでなく、自社の金融インフラを通じて取引先の金融機関がClaude等の生成AIを使いやすくする環境を整備しようとしています。
<マネーフォワード(3994)>

マネーフォワード(3994) 日足 2025年7月2日~2026年3月6日 出典:TradingView
マネーフォワードは、個人向けには家計簿・資産管理アプリ、法人向けには会計・給与・請求書・経費精算などのクラウドサービスを一気通貫で提供する企業で、一時はClaudeに仕事を奪われるとの懸念から大きく売られました。
一方で同社は、アンソロピックのAI開発ツールを組織の中核に据えた「ユーザー企業」として、日本でもとりわけ先進的な事例を持っています。アンソロピックが提供するコーディング支援ツールClaude Codeを、エンジニア組織全体に徹底して導入しています。
まだユーザー段階に留まっていますが、Claude Codeを使いこなすエンジニアが早いスピードで開発を進めることで、今後は生成AIを取り入れた新機能をよりユーザーにフィッティングさせた形で提供する役割を担う余地があります。
アンソロピック(Claude)関連銘柄への投資の注意点
アンソロピック関連銘柄に投資を行う際には、とにかく変化のスピードが速い業界であることを忘れてはいけません。競争が激化するなかでChatGPTやGeminiのより高性能のモデルが発表され、Claudeへの期待感が一気に萎むリスクは常に意識されます。
また、アンソロピック関連銘柄を買っても、アンソロピックに投資をするのと全く同じ経済効果を受けられるわけではありません。その企業自体がどのように変化の激しい現状をチャンスとするかに大きく左右される点も忘れずに、投資判断を行う必要があります。
これらの点を意識しながら、成長の余地があると判断できる企業に投資する必要があります。
まとめ|アンソロピックの今後に注目
アンソロピックが手掛けるClaudeは2026年3月現在もユーザーを増やし続けています。同社は未上場ですから直接投資はできませんが、関連銘柄を通じた間接投資という選択肢はあります。
米国株では、ClaudeとSaaSサービスを繋ぐインフラを担うクラウドフレア、アンソロピックへの出資関係を持つSKテレコム、アンソロピックとの大型契約が指摘されるデータドッグが代表的な銘柄として挙げられます。
日本株では、国内初のアンソロピック認定リセラーである野村総合研究所 、複数のAIモデルを法人に提供するエクサウィザーズ、金融業界へのClaude普及を担うFinatextホールディングス、そしてClaude Codeを全社導入し開発速度を大幅に高めているマネーフォワードなどが注目されます。
ただし、関連銘柄への投資はアンソロピックへの直接投資と同一ではありません。AI業界は競争と技術革新のスピードが極めて速く、ChatGPTやGeminiの動向次第で状況が一変する可能性もあります。そのため、各企業がこの変化をいかにビジネスチャンスとして活かすかを見極めたうえで投資判断を行うことが重要でしょう。
本記事は日本投資機構が運営する金融メディア『INVEST LEADERS』からの提供記事です。
※タイトル・リード・見出しはMONEY VOICE編集部による
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