■ダイキアクシス<4245>の業績見通し
1. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の業績予想について同社は、売上高を前期比3.5%増の50,000百万円、営業利益を同14.0%増の1,450百万円、経常利益を同3.7%増の1,350百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同17.0%増の540百万円と増収増益基調の継続を見込んでいる。
売上高は、主要3事業がそれぞれ伸長する見通しである。「環境機器関連事業」では、海外事業の伸び(インド生産台数増やインドネシアでの大型案件、バングラデシュの収益化等)を見込むほか、「住宅機器関連事業」については、建築・設備工事業における複数大型案件が増収に寄与する。さらに「再生可能エネルギー関連事業」では、安定した売電収益に加え、バイオディーゼル燃料における販路拡大及びグリーンデータセンター事業の本格稼働により伸長する想定だ※。
※ なお、売上高の増加分(前期比+1,678百万円)のうち、海外事業が+926百万円、建築・設備工事業が+190百万円、再生可能性エネルギー事業が+729百万円を占める計画となっている。
利益面では、大型案件のはく落により「住宅機器関連事業」が減益となるものの、「環境機器関連事業」(海外事業)による収益の底上げと「再生可能エネルギー関連事業」(グリーンデータセンターの本格稼働等)における収益力強化により増益を確保する。営業利益率も2.9%(前期は2.6%)に改善する見通しである。
2. 弊社の見方
緊迫する国際情勢や先行き不透明な経済動向には注意が必要であるものの、好調な外部要因(需要拡大に伴う良好な受注環境)や内部要因(各事業における取り組みの進捗)を勘案すれば、同社の業績予想は十分に達成可能であると弊社では見ている。特に、海外・国内ともに水インフラ(排水処理施設等)への投資需要が旺盛であることや、ストックビジネスが着実に積み上がっていることから、少なくとも業績の下振れリスクは限定的であると判断できる。また、海外事業の伸び(特にインドモデルの確立)と再生可能エネルギー事業(グリーンデータセンターの本格稼働等)が業績の伸びをけん引する想定となっているが、すでに下地は整いつつあり、あとは運営面でいかに軌道に乗せるかにかかっている。成長戦略の重要なカギを握るだけに、今後の動向を見守りたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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