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アルプス技研 Research Memo(1):2025年12月期は過去最高。2026年12月期も増収増益の見通し

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■要約

1. 会社概要
アルプス技研<4641>は、機械、電気・電子、ソフト・IT、化学などの分野において、大手製造業各社に高度技術サービスを提供する総合エンジニアリングアウトソーシング企業である。経営理念である“Heart to Heart”「人と人との心のつながり」を大切にしており、技術者としてのみならず社会人としても一流であるべしとの思いから、創業以来一貫して、技術力の強化に加え、ヒューマン教育にも注力している。創業55周年を迎えた2023年7月には、2028年までのありたい姿として第12次5ヵ年計画(定性目標)を公表した。最先端技術の活用による新領域への挑戦や、農業・介護事業など新たな収益の柱を伸ばすことにより、持続的な成長に向けた基盤強化に取り組む構えであり、足元では着実に成果が出始めている。

2. 2025年12月期の業績
2025年12月期の連結業績は、売上高が前期比5.6%増の52,649百万円、営業利益が同4.6%増の5,397百万円と増収増益となり、過去最高業績を更新した。製造業の競争優位に向けた研究開発投資が右肩上がりに増加し、同社が注力する宇宙関係の政府予算も拡大傾向にあるなかで、稼働人数の増加(高稼働率の維持)や契約単価の上昇、ものづくり子会社のデジタル・スパイス(航空宇宙関連)の伸びが増収に寄与した。また、「グローバル事業」についても好調な半導体関連を中心とした新規案件の受注獲得や円安効果により大きく伸長した。利益面では、処遇改善に伴う売上原価の増加や新規事業への先行投資が利益を押し下げる要因となったものの、増収によりカバーし営業増益を確保し、営業利益率も10%を超える水準を維持した。

3. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の連結業績については、売上高を前期比5.4%増の55,500百万円、営業利益を同5.6%増の5,700百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。旺盛な研究開発投資が続く自動車及び半導体関連のほか、需要が拡大している医療系や先端技術にかかわるソフト開発等の好調な顧客ニーズを取り込み、売上高、利益ともに拡大傾向が継続するとの見通しだ。年間配当額も1株当たり108円の高水準を継続予定である。

4. 中長期の成長戦略
2023年7月に公表した第12次5ヵ年計画(定性目標)では、「技術を活用し共創社会のパートナーへ挑戦」をテーマとし、(1) 技術系アウトソーシング事業の新領域への挑戦、(2) 新たな収益の柱を創る、(3) 持続可能で豊かな社会の創生へ貢献、(4) デジタル化で多様な人材が活躍する組織・風土の醸成を掲げた。また、今後3ヶ年の中期経営計画(ローリング方式)では、2028年12月期の目標として売上高61,500百万円、営業利益6,250百万円、ROE20%以上を掲げている。

■Key Points
・2025年12月期は稼働人数の増加(高稼働率の維持)や契約単価の上昇、航空宇宙関連の伸びにより過去最高業績を更新
・2026年12月期も増収増益となり、年間配当額は1株当たり108円を継続予定
・第12次5ヵ年計画では、「技術を活用し共創社会のパートナーへ挑戦」をテーマとし、最先端技術の活用による新領域への挑戦や、農業・介護関連分野を中心とする新たな収益の柱の伸長に取り組む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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