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投資する銘柄はどう選ぶ?論理学を使った2つの投資手法を紹介=山田健彦

投資をするとき、どんな銘柄を購入すればいいかわからないという悩みはありませんか。そこで今回は、演繹法と帰納法という2つの投資手法を解説します。(『資産1億円への道』山田健彦)

投資タイミングは上昇の兆候が見えたとき!

演繹法的投資法と帰納法的投資法

論理学の中に演繹法と帰納法いうものがあります。演繹法とは、仮説をベースに今後起きるであろうことを予測するもの。帰納法とは目の前の事実をベースに結論を導き出す推論方法です。今回はこの演繹法と帰納法を投資手法に当てて考えてみます。

演繹法的投資法

演繹法的投資はまず、仮説を立てます。例えば「この先は、少子高齢化だから介護関連、保育関連の銘柄が伸びるだろう」「米中貿易摩擦が妥結しそうだから、中国への輸出比率の高い銘柄の株価が伸びそうだ」などなどです。

思いつくままにいくつか仮説を立ててみます。

【仮説1】
「米中貿易問題が妥結したら、トランプ政権の次のターゲットは日本だ。米国は為替レートを問題視しているようなので、いま以上の円安は期待できず、円高になるかもしれない」という仮説を立てた、とします。

取り得る作戦は、

1.円高メリットを受ける銘柄群を発掘、継続監視して、株価上昇のサインが出れば流れに乗り買っていく。

2.円安メリットを受ける銘柄群のうち、テクニカル分析で高値警戒感が出ている銘柄が反落しだしたら、流れに乗り空売りをかける

3.上記1と2を両方行う。いずれにしても、それらの銘柄群を予めネット証券の「お気に入り銘柄一覧」(証券会社により呼称は異なる)に登録しておいて、毎日チャートを眺めるという作業になります。

ちなみに株探で円高メリットと検索してみると、51銘柄検索ができました。

【仮説2】
10連休というテーマではどうでしょうか。信用取引で空売りを行っている投資家を想定してみます。彼らは「10日間取引できないのに、その間も金利や品貸料を払い続けるのは嫌だな」と思っているかもしれません。

そうすると、10連休前にはそれらの銘柄に買い戻しが入り、株価は上昇するのでは、という仮説が立てられます。

この原稿を書いている時点(4月7日)で、ネット証券のスクリーニング機能を利用して検索してみると、逆日歩が10円以上付いている銘柄は市場全体で246、東証1部に絞っても100ありました。

逆日歩の値は1株単位なので、通常の取引単位である100株だと1日で1,000円を相手方に支払うことになります。10連休では1万円。1,000株なら10万円です。

そう考えると、逆日歩銘柄には買い戻しが入りそうだ、というのは他の投資家も同じ考えだろう、という仮説が立てられます。

これらの銘柄を継続監視して、株価が上昇してきたら、その流れに乗るという作戦が立てられます。

いずれにしても、その兆候が現れるまで待つ、というのが大事です。投資家の中には他の保有資産との組み合わせで逆日歩が発生していても損失を被らないようなポートフォリオを組んでいる人もいるかもしれないからです。

その他にも新聞、メディアの情報を観察していれば、さまざまな仮説が立てられます。ご自身でも探してみてください。

Next: もうひとつの帰納法的投資手法とは、どんな手法なのか?

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