Rebase<5138>
最後になりましたが、市場規模についてご説明します。インスタベースが属するスペースシェア市場は、場所の需要と供給の両方の側面から、今後も飛躍的な成長が見込まれます。
第1に、需要、つまり利用者のニーズにおいては、働き方や趣味の多様化によって、レンタルスペースの利用ニーズが様々な用途において拡大しています。インスタベースは、これらの様々なニーズに応える形で今後も成長し続けていきます。
第2に、供給、つまり遊休スペースの増加についてです。少子高齢化や人口減少などを背景とした空き家問題、都市において供給され続ける新規オフィス、そして入居者が退去した後の空室が埋まらない2次空室問題などがあります。こういった諸問題から想定される未来として、今までの賃貸借契約という商習慣だけでは、場所の活用が難しくなっていくと考えています。そのため、スペースのシェアという新しい場所のあり方は、今後より一層世の中から求められていくと確信しています。こちらのスライドの図は、各調査データをもとに当社にて推計した市場規模になります。市場の拡大に貢献しながら、成長軌道にある市場でしっかりと当社のプロダクトのシェアを高めていくことで、ビジョンやミッションで掲げている世界観や環境の実現を目指していきます。
以上をもちまして、2026年3月期通期の決算説明を終了します。当社の決算説明会の開催方針としては、第1四半期および第3四半期については説明動画の録画配信としています。そして、第2四半期と通期については、今回のようにリアルタイムでのオンライン配信としています。いずれの決算説明会においても、書き起こし記事は公開する予定です。
また、決算に関するご質問については、この後の質疑応答の時間、もしくは本スライドに記載された当社のIRサイトのお問い合わせフォームからご連絡をいただければと思います。いただいたご質問に対しては、順次回答します。なお、これまでいただいている決算に関するFAQについては、「QAステーション」というサイトにまとめていますので、本スライド下部にあるリンク先もご参照いただけますと幸いです。
それでは、以上となります。ご清聴いただきまして誠にありがとうございました。
■質疑応答
質問
Rebase 佐藤様
それでは、質疑応答に移ります。
【質問】
売上高の伸長が以前と比較して鈍化した2026年3月期について、御社としてはどのように振り返っているのでしょうか。
【回答】
ご質問いただきありがとうございます。こちらについては、マーケティング面において検索エンジンにおける検索順位が高い位置で安定している一方で、検索順位が上昇傾向にあった時期と比較すると、前期比での成長率は緩やかな状況になっています。また、新規ユーザーの獲得や、検索エンジン以外の集客チャネルの確立が、まだ十分にできているとは言えない点も一側面としてあると考えています。
これらを受け、下半期からは新規事業から既存事業へリソースの再配分を行い、リスティング広告の効率改善や、SNSなどでの潜在ユーザーの開拓といった取り組みに注力してきました。
スペースの獲得面においては、上半期は法人利用によるスペース利用数の獲得に重きを置いて優先して取り組んでいたため、掲載スペースの獲得に対する優先順位を相対的に下げていました。
その一方で、下半期はその動きを反転させ、掲載スペースの獲得へ注力しました。その結果、広告も含めた費用面での効率化や、潜在ユーザーに向けたマーケティングも効率的に実行できたと考えています。掲載スペース数についても、日本リージャスをはじめとした多数のスペース獲得を実現してきた結果、上場以来、過去最高の四半期別増加数を達成できました。下半期に実施した軌道修正はしっかりと機能したと認識しています。
【質問】
業績が厳しい状況の中、これまでの規模に対して広いオフィスへの移転を実行されていますが、その判断の背景についてお聞かせください。
【回答】
ご質問いただきありがとうございます。まず、今回のオフィス移転についてご説明しますと、結論としてはコスト、および将来性の両面において合理的な経営判断であると考えています。今回のオフィス移転は多数の物件を比較検討した中で、坪単価において当社の身の丈に合った水準であると判断して決定したものです。広いオフィス面積を有していますので、このスペースを活かすのはもちろんのことですが、将来の事業拡大や、現在の建築資材・人件費の高騰などを踏まえますと、近い将来に再移転を繰り返すよりも、今回の1度で広い物件に移転する方が中長期的な目線で有利であると判断しました。
なお、私たちがオフィス移転を意思決定してから1年以上が経過した現在も、オフィス移転にかかるコストのトレンドは上昇の一途をたどっています。コストという側面においては、1年以上前にこのオフィスへの移転を決断した判断自体は適切であったと認識しています。
【質問】
2026年3月期は広告宣伝費を大きく投下されましたが、2027年3月期以降の広告宣伝費の考え方を教えてください。
【回答】
ご質問いただきありがとうございます。2026年3月期は、新たなマーケティング手法を積極的に検証してきた1年でした。その検証結果を踏まえ、足元では効率的な広告運用を実施できています。広告宣伝費については、効果が高いものに積極的に投下していく一方で、営業利益率とのバランスもしっかりと見極めながら最適化を図っていきます。
【質問】
生成AIやAIエージェントの普及によって、メディアやコンテンツ系のビジネスは大きな影響を受けていると言われています。御社のビジネスへの影響と対応状況についてお聞かせください。
【回答】
ご質問いただきありがとうございます。メディアやコンテンツマーケティング中心のビジネスは、特に大きな影響を受けていると認識しています。しかし、インスタベースそのものは予約手続きを要するプラットフォームであるため、現時点で明確なマイナス面の影響はないと考えています。
その一方で、中長期的には当然ながら影響しうると認識しています。ただ、それをリスクと捉えて対策を講じるというよりも、AIをいかに活用していくかが重要です。その点においては、すでに開発や運用への組み込みに着手しており、足元では一定の効果を確認できています。
株式会社Rebase:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(9)に続く
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