2日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、引き続き半導体やAI関連株にらみの相場展開になりそうだ。1日の米国市場はNYダウが46ドル高、ナスダックは114ポイント高だった。イランが米国との交渉を停止するとの報道を受け、原油価格が上昇したことが重荷になり、売りが先行した。ただ、トランプ米大統領がイランとの交渉が速やかなペースで続いており、イスラエルとヒスボラが攻撃停止で合意したと発表すると、買い戻しが優勢になった。シカゴ日経225先物は大阪比220円高の67300円。円相場は1ドル=159円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで米国市場の取引開始後に66530円まで売られたが、終盤にかけて上へのバイアスが強まり、67620円まで上げ幅を広げた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(67460円)に沿ったトレンドを形成しており、過熱感が意識されるものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
米国ではAIパソコン向け半導体の新製品を発表したエヌビディアが買われた。また、同社CEOのファン氏は、高性能なAIがソフトウエアの代替をするとの見方を否定したことで、IBMやセールスフォース、マイクロソフトなどソフトウエア株への物色も目立っており、半導体やAI関連株への資金集中の流れが続きそうである。
ソフトバンクグループ<9984>が時価総額トップとなったことで、ファンド等による資金流入が一段と膨らむ可能性はあるだろう。グローバルマネーの流入が意識されやすいなかで、同社の動向が相場全体に影響を与えることになりそうだ。なお、ADR(米預託証券)で同社株は9000円に乗せてきているため、本日も日経平均株価をけん引することになろう。
一方で、昨日の東証プライムの7割超の銘柄が下落していた。イラン情勢などの影響もあってこの流れはしばらく続く可能性はありそうだ。そのため、より半導体やAI関連株に資金が集中しやすくなりそうだ。
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