■TOKAIホールディングス<3167>の業績動向
1. 2026年3月期の業績概要
2026年3月期の連結業績は、売上高で前期比0.6%増の244,838百万円、営業利益で同11.0%増の18,699百万円、経常利益で同10.3%増の19,152百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同16.6%増の10,749百万円とおおむね会社計画どおりに着地し、過去最高業績を連続更新した。また、親会社株主に帰属する当期純利益は創立以来初の100億円を突破した。
売上高は、エネルギーの仕入価格に連動した販売価格の引き下げ等の影響があったものの、継続取引顧客件数の積み上げによる増収や法人向け情報通信事業の拡大等により、9期連続の増収となった。継続取引顧客件数はコンシューマー向け情報通信事業が減少したものの、LPガス、CATV、アクアの各事業が順調に増加し、前期末比48千件増の3,471千件となった。期初計画比でもアクア事業の好調により、9千件上回って着地した。また、TLC会員※は同59千件増の1,326千件となった。TLC会員は非会員と比較して解約率が低くARPUも2倍以上と高いことから、同社では会員獲得に注力している。
※ 同社グループが提供するサービスを利用すると、利用額に応じたポイントが付与され(複数サービス利用者はポイントも割増しで付与)、料金の支払いや電子マネーに交換できる会員制度。そのほかにも様々な会員向けの特典がついている。
利益面では、グループ全体で数億円の人件費増となったものの、継続取引顧客件数の積み上げによる増益や、法人向け情報通信事業及び建築設備不動産事業の増益に加えて、エネルギー事業並びにコンシューマー向け情報通信事業における顧客獲得コストの削減効果等で吸収し、各段階利益で3期連続の増益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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