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シュッピン Research Memo(2):カメラや高級腕時計など価値ある「新品」「中古品」に特化したEC事業を展開

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■事業概要

シュッピン<3179>は、カメラや高級腕時計など「価値あるもの(新品と中古品)」に特化したEC(eコマース)企業である。EC市場の拡大などを追い風として、専門性の高い商材に特化したポジショニングやインターネットを活用した独自の事業モデルの確立により、高成長を実現してきた。最近ではAIMDやAIコンテンツレコメンドの導入など、テクノロジーを駆使した専門性の高いECサイトとして進化を続けている。

現在のWeb会員数(累計)は78.6万人に上る(2026年3月末時点)。直近では月平均5,350人ペースで純増するなど、会員獲得により順調に積み上げてきた。店舗数は1商材1店舗を基本方針とし、東京都内に3店舗※を構えている(2026年3月末時点)。店舗も一定の業績貢献をしているが、情報発信基地としてEC事業を補完する機能を果たしている。同社における「新品」「中古品」はそれぞれに重要な役割を担っており、相互に作用しながら相乗効果を生み出してきた。

※ 自転車事業については、2025年10月末にECサイト及び店舗を閉鎖した。

事業セグメントは、「カメラ事業」「時計事業」「筆記具事業」の3つ※で構成されており、主軸の「カメラ事業」が売上高の約80%を占めている。今後は成長の見込める「時計事業」へ経営資源を投入し、第2の柱とする方針だ。

※ カメラ事業は「Map Camera」、時計事業は「GMT」及び「BRILLER」(レディースブランドサロン)、筆記具事業は「KINGDOM NOTE」の屋号にて展開している。

また、越境ECによるグローバル展開にも取り組んでおり、これまで「カメラ事業」において2017年8月に「Map Camera」にて世界最大級のオンライン・マーケットプレイス「eBay」へ出店したほか、「時計事業」においては「GMT」が2019年5月に世界最大級の高級腕時計マーケットプレイス「Chrono24」、2020年7月には「eBay」にそれぞれ出店すると、2022年には海外向け販売サポートサービス「Buyee Connect」※1を導入し、事業拡大に向けた体制を着実に整えてきた。サービスの質を重視した展開が奏功し、海外において同社のブランドが広く認知されつつある。特に「Map Camera」は、「eBay Japan Awards 2024」※2にて販売実績や顧客満足度などの総合的評価トップのセラーに贈られる「Seller of the Year」を3年連続で獲得し、殿堂入りを達成した。2025年5月に「eBay」にてカナダ及びドイツ、10月にはイギリスへ出店した。販売国実績は42ヶ国に及ぶ。

※1 BEENOS(株)のグループ会社であるBeeCruise(株)が運営する海外向け購入サポートサービス。
※2 イーベイ・ジャパン(株)が運営する「eBay(イーベイ)」において、上位の販売実績や顧客満足度などを達成した日本のセラー(販売者)を表彰する賞。直近12ヶ月においても驚異的な100%のポジティブフィードバックを獲得した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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