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ミロク情報 Research Memo(3):2026年3月期はサブスク移行が加速するなかで過去最高業績を更新

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■ミロク情報サービス<9928>の業績動向

1. 2026年3月期の業績概要
2026年3月期の連結業績は、売上高で前期比6.0%増の48,926百万円、営業利益で同6.2%増の6,677百万円、経常利益で同7.5%増の6,870百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同23.4%増の5,406百万円となった。売上高・営業利益・経常利益は5期連続で増収増益となり、過去最高を連続更新した。親会社株主に帰属する当期純利益も、投資有価証券売却益を特別利益として計上したこと等により、4期ぶりに最高益を更新した。

中堅・中小企業のDXに対する投資意欲が旺盛で、全国主要都市に配置した19のソリューション支社を通じたソリューション営業によるERP製品の販売がサブスク型を中心に好調を維持し、会計事務所向けERP製品の販売も堅調に推移したことが増収要因となった。主要ERP製品のクラウド・サブスク型への移行が進んだことにより、ストック型収益となるサービス収入は同14.7%増と2ケタ成長が継続し、システム導入契約売上高もソフトウェア売上がサブスク型への移行で減収となったものの、ハードウェアやユースウェアの増収でカバーし、同0.9%増と堅調に推移した。

利益面では、売上総利益率が償却費の減少※1により0.2ポイント上昇の60.6%となり、前期比で1,774百万円の増益となり、販管費の増加1,383百万円を吸収した。販管費については、新卒社員の積極採用(前期比20名増の91名)や、4期連続となる給与ベースアップを実施したことなどにより人件費が549百万円増加※2したほか、M&A費用182百万円の計上が主な増加要因となった。特別利益として投資有価証券売却益463百万円を計上した一方で、減損損失141百万円等を特別損失として計上した。

※1 現行のGalileoptの開発資産の償却が終了したこと等で、償却費は前期比約3億円減少した。
※2 給料及び手当、賞与引当金繰入額、退職給付費用の合算値。

会社計画比では、売上高、営業利益、経常利益ともに、おおむね計画どおりに着地した。内訳は企業向けERP製品のサブスク比率への移行が想定以上に加速したことで、サービス収入が計画を1.3%上回ったものの、売切り型のソフトウェア売上は同3.3%下回った。販売ミックスでは、売切り型の構成比低下は、短期的には利益面でのマイナス要因となるが、そうしたなかでも計画の利益水準を達成できたのは、生産性向上の効果によるものと弊社では見ている。実際、従業員1人当たり売上高は前期比2.0%増の2,135万円、営業利益は同2.2%増の291万円と上昇している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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