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なぜキオクシアは売られる?長期投資家が見るべき、半導体決算「絶好調」の裏の裏=栫井駿介

「AIは伸びる」だけでは投資判断にならない

AIが今後も普及する可能性は高いでしょう。

しかし、それだけを理由に半導体株を買うのは危険です。

AI市場全体が成長していても、部品価格の下落によって利益が減る企業もあります。

より安い代替品が登場する企業もあれば、顧客の内製化によってシェアを失う企業もあります。

反対に、設備投資の効率化によって、これまで以上に必要とされる企業も出てくるでしょう。

したがって、今後は単に「AI関連かどうか」を見るのではなく、

  • その企業の製品は本当に不可欠なのか
  • 価格が上がっても顧客は買い続けるのか
  • 安い代替品に置き換えられないか
  • 現在の利益率は持続可能か
  • 顧客のROI改善に貢献できるか

といった点を見なければなりません。

まとめ

半導体各社の足元の決算は、総じて絶好調です。

今回の株価下落も、現時点ではAIブームの終焉というより、これまでの株価上昇に対する調整という側面が大きいと考えています。

AIはすでに企業活動に組み込まれ始めており、需要そのものが急になくなるとは考えにくいでしょう。

ただし、AI投資の焦点はこれから変わります。

これまでは「いくらかかっても高性能なAIを作る」という段階でした。今後は、得られる収益に対して投資コストが適切かというROIが、より厳しく問われます。

その結果、高すぎるGPUやメモリには代替手段が探される可能性があります。

だからこそ、

AIブームは終わらなくても、すべての半導体株が上がり続けるとは限りません。

投資家が考えるべきなのは、「AIが伸びるか」だけではありません。

自分がハイパースケーラーの経営者だったら、その製品に現在の価格を払い続けるか。

この視点を持つことが、これから半導体株を選ぶうえで大きなヒントになるでしょう。

YouTubeでも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください!


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image by:Remus Rigo / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2026年8月1日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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