9日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今週の米インフレ指標を見極める展開となり、米金利は高止まりも積極的なドル買いは入りづらい。また、日銀の12月利上げへの思惑から、円買い圧力は根強いだろう。
親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアの石油関連施設への攻撃で、前日は原油高に振れた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針は不透明で、早期利上げ観測は一服。今週のインフレ指標発表を控えややドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.16ドル付近から1.1630ドル台に浮上、ドル・円は根強い円買いで154円40銭付近から153円40銭台に急落。本日アジア市場も円買いは継続し、ドル・円は153円前半からの戻りは鈍い。
この後の海外市場は引き続き日米中銀の政策方針が焦点。日本の年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)の運用見直しへの期待は和らぎ、日銀は来週の金融政策決定会合で0.25%の利上げ幅にとどまるとの見方から、やや円売りに振れやすい。ただ、日銀は12月の利上げに思惑が広がり、円買い圧力は継続。一方、原油相場と米長期金利の高止まりも、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け今週のインフレ指標が注目され、ドルは積極的に買いづらい展開となりそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
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