バルテス・ホールディングス<4442>
■質疑応答
●DAIBOUCHOU
DAIBOUCHOUです。よろしくお願いします。さまざまなテスト受託会社がある中で、貴社が選ばれる理由や、顧客からの評価ポイントはどこにあるのでしょうか。
■バルテス・ホールディングス 田中様
ありがとうございます。1つは、「QUINTEE(クインティ)」という独自のテスト評価基準を持っていることではないかと考えております。20年以上、専門家として積み上げてきたテスト品質に関するナレッジを、きちんと体系化できているということだと考えております。
また、体系化されたナレッジをベースとする専門教育を受けた正社員も500名を超えております。JSTQBというテストエンジニア資格の保有率が95%を超えるなど、品質への知見やテストレベルの高さは業界随一だと考えておりますし、そういった点をご評価いただいているものと考えております。
さらに、その専門性を支える人材育成力も強みです。新卒未経験者には320時間、経験者にも160時間の入社時研修を実施し、加えて130講座以上の教育コンテンツを用意するなど、継続的な育成に力を入れております。おそらく、同業他社でここまで手厚く教育を実施できている企業はないのではないかと考えており、そうした企業としての姿勢も高くご評価いただいている点だと考えております。
加えて、テストの実施だけではなく、要件定義や基本設計など上流工程からの品質支援サービスを提供できている点や、さまざまな自社開発テストツールをリーズナブルにご提供できている点も、私どもを選んでいただいている大きな理由だと考えております。
●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。次に、生成AIの進展によって顧客側がテスト工程を内製化し、テストの外注需要が減少するリスクはありますでしょうか。
■バルテス・ホールディングス 田中様
おっしゃるとおり、図のV字の右側、開発の下流工程における単純なテスト実行は、生成AIに取って代わられていくリスクがあると考えております。
一方で、AIが高度になるほど、それを効率的かつ安全に利用・制御するための人間による調整の必要性も高まり、V字の左側、開発上流からの品質管理支援ニーズは拡大するものと考えております。また、組込みシステムのように実機を用いた検証が必要な領域や、セキュリティ上の理由から外部接続を制限する環境では、AIだけで品質保証を完結させることは難しく、専門家による判断が引き続き重要となります。こうした高度な知見を要する品質保証領域において、外部専門会社への外注ニーズは拡大するものと考えております。
さらに、今後は生成AIを利用したプログラミングが主流となることは、止められない流れであると考えております。AIによって生成されたシステムや、AIを搭載するシステムの品質・安全性を、それに適した観点で評価・担保するという新たな品質保証ニーズも生まれてきております。
先日発表いたしましたとおり、当社は滋賀大学様とともに研究センターを設置し、これら新たなAIシステムを評価する品質基準の策定や、生成AIを用いたテストツール類の精度向上、生成AI活用環境の整備を推し進めてまいります。生成AIが開発の中心となる新たな時代において、AIに仕事を奪われる企業ではなく、自ら積極的に適用し、新たな価値創造と成長を目指す企業だとご認識いただければ幸いです。
●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。次に、既存の「T-DASH」「QualityTracker」に加えて、新たに「TestScape」「QuintSpect」が加わりますが、テスト工程はどのように変化・改善するのでしょうか。
バルテス・ホールディングス株式会社×DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)に続く
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