fbpx

サスメド Research Memo(7):2026年6月期はマイルストン収入計上で増収

マネーボイス 必読の記事



■サスメド<4263>の業績動向

1. 2026年6月期の業績概要
2026年6月期の業績(非連結)は事業収益が前期比7.4%増の497百万円、営業利益が330百万円の損失(前期は299百万円の損失)、経常利益が325百万円の損失(同294百万円の損失)、当期純利益が382百万円の損失(同298百万円の損失)となった。売上面はDTxプラットフォーム事業が堅調に推移したほか、DTxプロダクト事業におけるマイルストン収入計上も寄与して増収だった。利益面は人件費の増加、「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」の販売開始に伴うプロモーション費用の発生などにより販管費が増加したため、営業損失が拡大した。研究開発費は一部の資産化に伴って減少(前期比26百万円減の247百万円)した。なお特別損失に減損損失67百万円を計上した。

DTxプロダクト事業は、事業収益が340百万円(同300百万円)で、営業利益(全社費用等調整前)が103百万円(同118百万円)だった。あすか製薬から受領したマイルストン収入100百万円、及び杏林製薬から受領したマイルストン収入240百万円を計上した。DTxプラットフォーム事業は事業収益が156百万円(同162百万円)で、営業利益が76百万円(同33百万円)だった。SUSMED SDSが貢献した。なおDTxプロダクト事業の開発パイプライン件数は、販売開始した「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」を除外したため11件、DTxプラットフォーム事業の契約案件数は前期比1件減の15件となった。

新規上場に伴う資金調達で研究開発資金を確保

2. 財務状況
財務面で見ると、2026年6月期末の資産合計は前期末比284百万円減少して4,218百万円となった。主に売掛金及び契約資産が258百万円増加、無形固定資産が72百万円、投資その他の資産が71百万円増加した一方で、現金及び預金が699百万円減少した。負債合計は同15百万円増加して147百万円となった。純資産合計は同300百万円減少して4,070百万円となった。譲渡制限付株式報酬としての新株発行等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ17百万円増加、新株予約権が46百万円増加した一方で、当期純損失の計上に伴い利益剰余金が382百万円減少した。自己資本比率は同1.8ポイント低下して94.2%となった。なお同社は資本政策の柔軟性及び機動性の確保を目的に、2026年5月25日付で減資を実施した。ただし勘定科目間の振替処理であり、純資産額に変更はない。

同社は研究開発型のベンチャー企業のため営業キャッシュ・フローのマイナスが継続しているが、2021年12月の新規上場に伴う資金調達によって研究開発費を確保している。今後の研究開発や開発パイプラインの状況によっては、さらなる資金調達が必要になる可能性があるが、現時点では財務面の懸念材料は存在しないと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー