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SOLIZE Research Memo(5):2026年12月期は、リスクの一部顕在化により期初予想を維持

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■SOLIZE Holdings<5871>の今後の見通し

1. 2026年12月期の業績見通し
中間期の利益は予想を上振れしたものの、業績予想の前提に含まれていないリスクの一部顕在化を勘案して、通期業績は期初予想を維持している。すなわち、主要顧客の事業戦略見直しや業績動向の変化、並びに中東情勢やエネルギー価格動向等を背景とした事業環境の変化について、同社では2026年12月期第1四半期決算時点からリスクとして認識していたが、足元では一部自動車関連顧客において案件の延期・縮小等の影響が顕在化している。加えて、地政学リスク等が、今後、顧客の投資判断や開発計画等に影響を及ぼす可能性があると認識している。

こうした事業環境において、同社は顧客及び市場動向に関する情報収集を継続的に行い、事業環境の変化を踏まえた対応を進めていく方針だ。また、従来から推進する事業戦略(ケイパビリティの拡張を中心に、産業・市場、地域を拡張)の下、事業ポートフォリオの分散を進めており、一部顧客・業界への依存度低減に向け、新規顧客の獲得や既存顧客内での対象プロセス・サービス提供領域の拡張による取引拡大を図る。加えて、非自動車領域への展開や海外事業の拡大を進めることで、リスク耐性の強化に取り組んでいる。厳しい事業環境下においても、採用、技術開発、新規事業開発、M&A等の成長投資は継続しながら、適切な経営管理により利益を確保する考えだ。

以上のことから、2026年12月期の連結業績については、現時点では期初の業績予想を維持し、売上高は前期比18.3%増の30,500百万円、営業利益は同498.7%増の500百万円、経常利益は同525.7%増の500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は300百万円(前期は36百万円の損失)と、2ケタ増収及び大幅な増益を見込んでいる。すなわち、国内外の自動車産業に加えて重工業、建設業、電機産業等、他の産業・市場からの増収を見込む。増収に伴って売上総利益の増益を見込むほか、体制強化費用や持株会社体制移行に伴う一時的な費用は前期に完了したことから、売上総利益の増加が販管費を上回り、営業利益を創出する見通しだ。今後は、増収による増益路線に復帰する計画であり、引き続き事業環境の変化と業績の推移が注目される。

2. 事業セグメント別見通し
エンジニアリング・マニュファクチャリング事業では、デジタルマニュファクチャリングのサービスプロバイダーとしてのブランド力及び技術開発力の向上を図り、国内外のエンジニアリングリソースを拡充、既存顧客との関係深化を進め収益を拡大する。

コンサルティング・エンジニアリング事業では、付加価値の高い大型プロジェクトを提供できる重点顧客にターゲットを絞り、戦略的リレーション構築を進めることで、収益の拡大を見込む。

ビジネスインキュベーション事業では、引き続き堅調なソフトウェア開発の需要に応えるべく、リソースの拡充を図り、既存事業の成長と収益化を進める。また、前期に同社グループに加わったフューレックスとのシナジーを発現させ、成長を加速する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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