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東宝&松竹 映画配給会社が決算発表!

4月14日、映画配給大手の東宝と松竹が2015年2月期通期の決算を発表した。

東宝は主力である映画事業が会社全体の業績を押し上げた。昨年8月に公開された「STAND BY ME ドラえもん」が9月以降も動員を伸ばし、興行収入は83億円を突破。さらにお正月映画「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」も77億円を突破した。

演劇事業では3月に行われた帝国劇場の『Endless SHOCK』や『DREAM BOYS』などが全席完売と好評を博し、営業収入こそ138億6900万円と6.1%減となったが、営業利益は24億8300万円と9.5%増。全体の営業利益は317億5900万円と11.7%増、純利益は224億7900万円と27%増を記録した。

松竹は日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した「超高速!参勤交代」や80年代に圧倒的支持を集めた少女コミック「ホットロード」の実写映画が幅広い層から支持され大ヒット。映像関連事業は売上高472億9500万円と4.8%増、セグメント利益は22億3700万円と594.0%増を記録した。

演劇事業については新装オープン2年目の歌舞伎座は好調だったものの、売上高は8.4%減の27億100万円、セグメント利益は47.9%減の35億5900万円と震わなかった。
しかし、全体の営業利益は75億1000万円と12.7%増、純利益は41億8000万円と103.7%増を記録した。

これに対し、同社では「演劇業界は、歌舞伎が活況を呈し、新開場2年目の歌舞伎座は好調に推移しましたが、演劇興行をとりまく環境は決して楽観できるものではなく、魅力的な公演の製作や販路の拡大等により、お客様の裾野を広げていくことが課題となりました」としている。

 

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