新聞ビジネスのデジタル化に唯一成功
前述のとおり、直近四半期の新規デジタル購読者は59万人で、2025年に購読者1,000万人の目標は前倒しで達成できそうだ。その際の海外からの購読者数は200万人を見込んでいるという(ちなみに、当初50万人のデジタル購読者を獲得するのに18ヶ月を要し、1,000万人計画を発表した際の有償購読者数は160万人だった)。
ニューヨーク・タイムズ紙では、3月から8月末まで社員全員がリモートワークとなっており、広告収入の減少も心配されるが、ジャーナリストやデジタル化を担当するエンジニアは増員を検討しているという。
また、新たなデジタル商品としてポットキャストの商品化も検討を進めているようだ。
新聞のデジタライゼーションに関し、世界的に見てもニューヨークタイムズが唯一の成功例のようにも思えるが、そのデジタル・ビジネスの状況に関して引き続き注目しておきたい。
<初月無料購読ですぐ読める! 6月配信済みバックナンバー>
※2020年6月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
- 順調なデジタル移行:NYタイムズ紙の定期購読者が600万人超:コロナウイルスも後押し(6/8)
- コロナウイルス対策で活躍するロボット(6/1)
※本記事は有料メルマガ『IT業界人のための「ビジネス・トレンド・ウイークリー」』2020年6月8日号を一部抜粋したものです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>
※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込495円)。
- コロナウイルス蔓延と金融サービス利用:数字で見る消費者行動の変化(5/25)
- テレビ局が教育番組で在宅教育に参入(5/18)
- ロックダウンにともなう在宅勤務:欧米金融機関へのアンケート調査(5/11)
- ロックダウンで地域SNS:ネクストドアの利用が急増(5/4)
『IT業界人のための「ビジネス・トレンド・ウイークリー」』(2016年6月8日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
IT業界人のための「ビジネス・トレンド・ウイークリー」
[月額495円(税込) 毎週月曜日(年末年始を除く)]
海外の情報技術に関する話題は、新製品のニュースや大手IT企業の動きが日本でも広く報道されています。ただ、海外企業のIT活用動向やITを利用した新しいビジネスへの取り組みなどは、なかなか目に触れる機会がありません。ソリューション・サービスが発行する「ビジネス・トレンド・ウイークリー」では、米国を中心とした情報技術活用の新潮流を毎週報告します。海外動向の的確な理解をお手伝いすることで、日本のIT企業のビジネス拡大に貢献できればと思っています。