7-9月も反発は期待薄
米国で5月の小売りが前月比17%余りの急回復を見せたので、一部にまたV字回復を期待する声が出ています。
しかし、日本ではいまだに給付金の支給が限られ、夏のボーナスも6%の減少(経団連)が予想されています。
さらに、旅行を刺激する「Go-to」キャンペーンも8月以降の実施となりそうで、それまで旅行を「待つ」人が増えそうです。
オリンピック関連需要がなくなり、夏のレジャー支出が遅れると、7-9月のGDPも反発できなくなります。
抗ウイルス薬が一般認可されないままコロナの感染がまた拡大すると、営業再開でも感染防止の「距離」をとることで集客は減り、従来の消費活動には戻りません。
特効薬の開発と新しい「with コロナ」型のビジネスを生み出し、穴埋めすることが急務となっています。
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『マンさんの経済あらかると』(2020年6月19日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。