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ドル円に新展開?転換点は105円90銭〜今週の各通貨ペアチャート分析=川口一晃

ユーロ/円 踏み止まるか

201019_Pentagon_EuroyenO1016

<先週の動き>
A点が位置する時間帯を通過した後も底堅い動きが続いていたユーロ円ではあるが、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯にかけて値を下げてきた。特に先週末にはADラインに到達した後に同事線を示現している。
次の注目日は10月23日前後である。

A点水準:約123円
E点水準:約128円

<今週のポイント>
B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変ったのか否かがポイントになる。このまま上値の重たい展開が続くのであれば、ADラインを割り込み122円を試す動きになっていこう。
下げ止まるのであればADラインが下値支持線になることが求められる。ADラインを維持することが出来れば、下げ止まりから再び堅調な展開へ移行することが期待される。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
上昇トレンドの下落局面である。上昇局面への転換価格(買いシグナル及びロスカット)は、終値で124円45銭を越えることである。

<今週のメインシナリオ>
上値の重たい展開となっている。B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯にかけて下落に転じている。また、三尊天井に似たパターンを形成した可能性があるからだ。この場合、ADラインを割り込み122円を試すことが考えられる。

<サブシナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性も残っている。下値支持線ADラインが存在している。しかも、ADラインの真上で同事線が出現している。そして、右肩上がりのCDEラインが控えているからだ。この場合、126円台に乗せていくことが期待されよう。

豪ドル/円 週明けの動きに注目

201019_Pentagon_AGO1016

<先週の動き>
上値抵抗線ACラインを越えた後は堅調な展開が続いていた。ところが、右肩下がりの上値抵抗線BCラインに到達すると同時に下落に転じた。ほぼBCラインに沿った動きを見せている。
次の注目日は11月6日前後である。

A点水準:約76円50銭
B点水準:約79円50銭
C点水準:約71円50銭

<今週のポイント>
先週末にC点が位置する時間帯に到達した。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わるのか否か。週明けの動きに注目したい。
下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、右肩上がりのCDラインが下値支持線となることが期待される。逆に、上値の重たい展開が続くのであれば、CDラインを割り込んでいくことが考えられる。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
上昇トレンドの下落局面である。買い局面への転換価格(売りシグナル及びロスカット)は、終値で75円80銭を越えることである。

<今週のメインシナリオ>
上値の重たい展開となっている。上値抵抗線BCラインに到達すると同時に下落に転じている。しかも、右肩下がりのBCラインに沿って推移しているからだ。この場合、73円を試す動きが考えられる。

<サブシナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。先週末にC点が位置する時間帯に到達した。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、右肩上がりのCDラインが下値支持線として控えている。そして、p点とのダブルボトムを形成する可能性もあるからだ。この場合、77円を窺がう動きになっていこう。

Next: ポンド/円 上値を抑えられる

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