きょう29日の日経平均は大幅に続落して始まり、下げ幅は一時600円を超えて3万円を下回って推移。日本株の潮目は自民党“新総裁”誕生で変わるか?――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)
※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2021年9月26日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。
ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている
黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し
日経平均株価 逆行は解消される
<先週の動き>
AEラインを超えた「E間の逆行」状態が続いていたのだが、B点が位置する時間帯を通過すると下落に転じAEラインを割り込み、時間の逆行は解消された。
次の注目日は、9月29日前後である。
A点水準:約2万9,300円
B点水準:約2万6,200円
C点水準:約2万8,200円
E点水準:約3万1,300円
<今週のポイント>
C点に注目したい。週央にC点が位置する時間帯を通過する。したがって、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになるからだ。
AEラインにも注目したい。AEラインを超えると、再び時間の逆行状態となる。したがって、AEラインを大きく越えていくような大きな上昇につながりにくいと考えられるからだ。逆に超えることになれば、相当な上昇エネルギーを内包していると考えられる。
<現在の相場状況(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)>
トレンドのポイント(長期):上昇トレンドの下落局面である。
<あくまで参考売買ポジション(短期)(利益を保証するものではなく取扱いに注意)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、3万500円を終値で超えることである。
<今週のメインシナリオ>
上値の重たい展開となっている。上述したように、B点が位置する時間帯より下落している。また、強い上値抵抗線としてAEラインが存在しているからだ。この場合、2万9,000円を試すことが考えられる。
<サブシナリオ>
再び堅調な展開へと移行する可能性もある。下値支持線としてADラインおよびDEラインが存在している。また、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わることが考えられるからだ。この場合、3万1,000円を窺がう動きになっていこう。