20日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米インフレ指標が予想通り加速すれば、ドル買い先行。中東情勢の緊張もドル買い要因に。また、日銀の利上げ観測後退と日本財政悪化懸念で、円売り地合いが続くだろう。
前日発表された米新規失業保険週間申請件数は強い内容となり、良好な雇用情勢を示した。米連邦準備制度理事会(FRB)は当面政策金利を据え置くとの見方から、ドル買い先行。米国によるイラン攻撃の可能性が警戒されたことも、ドル買い要因となった。本日アジア市場で朝方に発表された日本の消費者物価指数(CPI)コア指数が下振れ予想と一致し、日銀の追加利上げ観測後退による円売りでドル・円は155円台に再浮上した。
この後の海外市場は米経済指標にらみ。注目のコアPCE価格指数が予想通りやや加速する内容となれば、緩和的な金融政策への思惑が後退し、米金利高を通じてドル買い圧力が強まる。また、イラン情勢を巡る不透明感がくすぶる中で週末を迎えることから、安全資産としてのドル選好が続く可能性も。日本銀行の追加利上げ観測後退、日本の財政悪化懸念も根強い円売り要因。ただ、日米協調介入への警戒感が意識されれば上値の重さが意識されそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:30 独・2月製造業PMI(予想:49.5、1月:49.1)
・17:30 独・2月サービス業PMI(予想:52.4、1月:52.4)
・18:00 ユーロ圏・2月製造業PMI(予想:50.0、1月:49.5)
・18:00 ユーロ圏・2月サービス業PMI(予想:52.4、1月:52.4)
・17:30 英・2月製造業PMI(予想:51.5、1月:51.8)
・17:30 英・2月サービス業PMI(予想:53.5、1月:54.0)
・22:30 加・12月小売売上高(予想:前月比-0.5%、11月:+1.3%)
・22:30 米・12月個人所得(予想:前月比+0.3%、11月:+0.3%)
・22:30 米・12月個人消費支出(予想:前月比+0.4%、11月:+0.5%)
・22:30 米・12月コアPCE価格指数(予想:前年比+2.9%、11月:+2.8%)
・22:30 米・10-12月期国内総生産(7-9月期:前期比年率+2.9%)
・23:45 米・2月製造業PMI(1月:52.4)
・23:45 米・2月サービス業PMI(1月:52.7)
・24:00 米・12月新築住宅販売件数(11月:73.5万件)
いま読まれてます
記事提供: 
元記事を読む