5日の香港市場はまちまち。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比71.86ポイント(0.28%)高の25321.34ポイント4日ぶりに反発する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は32.52ポイント(0.38%)安の8451.43ポイントと4日続落した。
前日の米株式相場の上昇を受けて投資家心理が改善し、香港の不動産価格や小売売上高の持ち直しを手掛かりに不動産株や金融株に買いが入った。一方、同日開幕した全国人民代表大会で期待された新たな内需刺激策が限られた内容にとどまり、政策期待の後退が重荷となった。本土系テック株を中心に上値は抑えられ、指数は方向感を欠きつつも小幅高で取引を終えた。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産や金融関連には買いが入った。新鴻基地産(0016/HK)が2.4%高、恒隆地産(0101/HK)が1.9%高、恒基地産(0012/HK)が1.1%高と上昇。香港の不動産価格や小売売上高の持ち直しが意識され、地場不動産株への買いにつながった。金融株ではHSBCホールディングス(0005/HK)が2.4%高、中国招商銀行(3968/HK)が1.5%高、中国建設銀行(0939/HK)が0.8%高と堅調。保険株のAIAグループ(1299/HK)も5.1%高と大きく上昇し、指数の下支え要因となった。
半面、インターネット・電子商取引関連が売られた。アリババ(9988/HK)が2.8%安、京東集団(9618/HK)が1.1%安、美団(3690/HK)が1.2%安と軟調だった。全国人民代表大会で市場が期待した内需刺激策の具体策が限られた内容にとどまり、消費やプラットフォーム企業の成長期待がやや後退したことが重荷となった。テンセント(0700/HK)も0.8%安と下げ、ハイテク株全体に利益確定売りが広がった。
また、資源・エネルギー関連も売られた。紫金鉱業(2899/HK)は2.6%安、中国石油化工(0386/HK)は2.1%安、中国海洋石油(0883/HK)は0.8%安と下落した。原材料市況の不透明感に加え、中国景気の先行きに対する慎重な見方が資源株の売りにつながった。消費関連でも周大福珠宝(1929/HK)は2.0%安、李寧(2331/HK)は2.4%安と弱含みだった。
中国本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.64%高の4108.57ポイントで取引を終了した。
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