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グロービング株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)

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グロービング<277A>

今後については、AI活用の趨勢もある程度見えてきた部分があります。コンサルタントに関しては、まだ網羅できていない業界の知見を豊富に持つシニアメンバーを中心に採用し、まずは体制を強化していきます。その上で、我々が参入できる業界やクライアントを拡大していく方針です。
その過程で、コンサルタントの人数も日本国内で400名から500名程度まで増やしていけると考えています。ただ、一気に拡大するのではなく、段階的に増員しながら、売上もしっかりとそれに伴わせて拡大させていくことを狙っています。
したがって、今後のKPIとしては、1人当たりの売上高や人員数に加え、共同開発案件の数も随時公表していく予定です。また、ビジネスモデルの転換点となる、利用料課金モデルへの移行状況についても、しっかりと示していく必要があると考えています。

●DAIBOUCHOU
承知いたしました。それでは、先ほど「AI関連売上の比率では少々ミスリーディングである」というお話がありましたが、投資家としてはどのような点に注意して判断すべきでしょうか。

■グロービング 田中様
今回お示ししている通り、第3四半期までの累計で、売上の約46パーセントがAI関連となっています。その内訳には、AI活用のテーマ推進に関するものと、AIの共同開発に関するものが含まれています。今後、利用料課金モデルへと移行していくのは、主にスライド右側に記載している共同開発の部分です。この領域がどの程度の割合を占めているかを注視していただく必要があります。単に「AI関連売上」という総称だけでは実態が把握しづらいため、内訳を精査すべきであるという意味で「ミスリーディング」と申し上げました。

●DAIBOUCHOU
なるほど。総額ではなく、その中身をしっかりと確認する必要があるということですね。

■グロービング 田中様
はい、その通りです。

●DAIBOUCHOU
そうすると、AI関連の売上の中でも、徐々に右側の領域(共同開発やプラットフォーム)へシフトしていくことが望ましいということでしょうか。

■グロービング 田中様
その通りです。「AIテーマ推進」の中にも、将来的な共同開発の種になるものや、プラットフォームおよび意思決定AIにつながる案件が数多く含まれています。そのため、AIテーマ推進も同様に重要ではありますが、共同開発を経て、さらにそれを利用料課金へとつなげていく流れを増やしていくことが、今後の最重要事項であると考えています。

●DAIBOUCHOU
よく分かりました。次にAIプロダクトについて伺います。「グロービングくん」「AI議事コン」「スペンドインテリジェンススイート」といった製品を展開されていますが、同様のAIプロダクトは他社からも多く提供されています。その中で、貴社の競合優位性はどこにあるのでしょうか。

■グロービング 田中様
当社は、AIプラットフォームを「データソース(情報源)」「データインテグレーション(収集)」「セマンティック(意味付け)」「意思決定」「実行サポート」というレイヤーで捉えています。
まず「AI議事コン」についてですが、当社はシステム化されたデータだけでなく、会議そのものも企業にとって重要な情報源であると考えています。会議からデータを収集し、その意味付けを統一した上で意思決定のサポートまでつなげる点が特徴です。また、企画業務においてデータを統合・分析し、意思決定を支援するのが「グロービングくん」、調達領域を最適化するのが「スペンドインテリジェンススイート」です。現在、これら3つの意思決定AIを共同開発として進めています。

当社の強みは、それぞれのプロダクトがクライアントの現場で確実にビジネスインパクトを創出できている点にあります。例えば「AI議事コン」では、会議時間の30%削減や議事録作成・タスク管理の50%削減、さらに無駄な会議の20%削減を目指しています。「グロービングくん」では経営資料の準備工数を50%削減できる見込みが立っており、「スペンドインテリジェンス」では売上1兆円規模の企業において数百億円規模のコスト削減ポテンシャルを見出しています。
このように、具体的なビジネス価値を出すツールとして提供できていることが大きな強みです。
これらの成果を創出するためには、単に既成のツールを横展開するだけでは不十分です。我々はクライアントのビジネスを深く理解した上で、コンサルティングに近いアプローチで現場のオペレーション自体の変革を支援しています。ツールを提供することに加え、それが真に活用される環境までをトータルで構築する。このプロセスを通じて確実なビジネスインパクトを生み出す実行力こそが、当社の最大の強みであると考えています。

●DAIBOUCHOU
なるほど。では、この図にあるオレンジ色の円の部分が、今後次々とリリースされる予定のプロダクトということでしょうか。将来的には、企業活動の全体を貴社のAIプロダクトで代替し、より効率化できるようにしていきたいという狙いですか。

■グロービング 田中様
はい、おっしゃる通りです。オレンジ色で示している部分は、まだ私たちが着手できていない、あるいは開発途中の領域です。しかし、こうした分野にも非常に強いニーズがあり、多くの引き合いをいただいています。今後はこれらの中から共同開発を進め、さらにツールを展開していくことで、企業全体の変革を支援していく計画です。

●DAIBOUCHOU
クライアントとのAI共同開発で得たノウハウの蓄積は、「暗黙知プラットフォーム」として大きな競合優位性になるはずです。そこで伺いたいのですが、こうした顧客のノウハウを、貴社はどこまで活用できる契約になっているのでしょうか。

グロービング株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)に続く

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