22日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感の強い相場展開のなかで、原油先物や為替にらみの展開になりそうだ。19日の米国市場はジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で休場だった。欧州市場ではイラン情勢の不透明感に加え、欧州中央銀行(ECB)当局者のインフレを巡るタカ派的な発言が影響し、STOXX欧州600指数、英国FTSE100指数、ドイツDAX指数などは下落した。円相場は1ドル=161円40銭台で推移している。
日経225先物(9月限)のナイトセッションは一時72210円まで買われる場面もみられ、日中比230円高の71850円で終えた。海外勢のフローは限られる可能性があるなかで、短期的な売買が中心になりやすいだろう。米国とイラン、仲介国のパキスタンとカタールを交えた4者で21日に協議が行われた。60日間の交渉期間に入って最初の協議のため過度な期待感は強まってはいないとみられるが、トランプ米大統領のSNSでの投稿に対して、イランは反発したと伝えられていることもあり、関連する報道に振らされやすいだろう。
日中は原油先物や為替動向に、先物市場が敏感に反応することになりそうだ。また、日経平均株価は19日に71952円まで買われた後は71000円台を割り込む場面もみられたが、上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(71859円)を捉えてきたことで、利益確定の売りが入りやすかった。押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されるほか、東エレク<8035>やキオクシアHD<285A>など、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株に資金が向かいやすい需給状況は継続。
物色は引き続き半導体やAI関連株などに買いが向かいやすいだろう。関連銘柄に利益確定の売りが強まったとしても、セクター内で出遅れている銘柄に資金がシフトする展開もありそうだ。原油先物価格が上昇をみせてくるようだと、景気敏感株などは手掛けにくくさせそうである。また、グロース250指数は700を割り込む2月以降のボトム水準まで下げてきた。リバウンド狙いのタイミングとして意識される反面、下へのバイアスが強まる可能性がある。
いま読まれてます
記事提供: 
元記事を読む