■AZ-COM丸和ホールディングス<9090>の今後の見通し
2027年3月期の連結業績は、売上高が前期比8.4%増の250,000百万円、営業利益が同16.3%増の13,800百万円、経常利益が同11.7%増の14,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.4%増の8,300百万円と、増収増益を見込む。輸配送事業においては、ラストワンマイル事業で荷主の自社デリバリー強化等の環境変化が続く中、不採算拠点の見直しや構造改革を通じた収益化に注力する方針である。EC常温輸配送事業は、幹線輸送の需要増への対応や鉄道輸送の活用、グループ車両を最大活用できる配車プラットフォームの強化により、さらなる成長を目指す。3PL事業では、EC常温と低温食品において旗艦拠点である「AZ-COM Matsubushi EAST」の早期フル稼働と高稼働率の維持を図るとともに、新規顧客獲得による事業の拡大と適正料金の推進に取り組む。医薬・医療は、主要取引先向けの大規模投資案件である「AZ-COM Matsubushi WEST」の立ち上げ準備を継続し、配送効率の高い夜間配送ネットワークをはじめとする高度なロジスティクスサービスを提供することで、取扱物量の拡大を見込む。利益面では、投資案件や経費増(-2,850百万円)、既存物量の減少(-1,950百万円)、撤退・業務縮小(-1,300百万円)などの減益要因がある。一方、増益要因としては、料金改定計画・生産性向上・低収益拠点の改善(+5,290百万円)、新規顧客の獲得(+2,660百万円)があり、増益を確保する計画である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)
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