2026年8月7日に発表された、株式会社ユニバーサルエンターテインメント2026年12月期第2四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。
目次
庄子善行氏:取締役の庄子です。本日は、2026年12月期第2四半期の決算概況、遊技機事業、統合型リゾート(IR)事業の順にご説明し、最後にAppendixとして連結損益計算書、連結貸借対照表、セグメント別実績、遊技機事業の実績をお伝えします。
本日お伝えしたいこと

まず、本日お伝えしたいことについてご説明します。
この上半期は、遊技機事業は好調ながら、統合型リゾート(IR)事業は競争激化により苦戦しました。この下半期は、遊技機事業は引き続き好調を維持し、各施策進行中の統合型リゾート(IR)事業は黒字化をめざします。
上半期の実績です。遊技機事業は、大型タイトル「ミリオンゴッド-神々の軌跡-」の投入を中心に好調であり、前年同期比増収増益を達成しました。統合型リゾート(IR)事業は、マニラのエンターテインメントシティでのVIP不調と競争激化、および国内政治情勢と中東紛争の影響による国内経済減速により、前年同期比減収減益となりました。
続いて、下半期の展望です。遊技機事業は、第4四半期に大型タイトルを投入する予定です。統合型リゾート(IR)事業は、「OKADA ONLINE CASINO」や「OKADA PLAY」を含むオンラインゲーミング分野の強化、MICE(Meeting, Incentive Travel, Convention and Exhibition/Event)向けプロモーションや日本人観光客誘致の積極化を進めます。これらにより、遊技機事業の順調さを背景に統合型リゾート(IR)事業を黒字化し、財務健全化を推進します。
連結損益計算書(要約)

佐藤暢樹氏(以下、佐藤):取締役CFOの佐藤です。連結損益計算書についてご説明します。
2026年12月期第2四半期累計の売上高は、前年同期比143億9,100万円増の765億6,600万円となりました。
営業利益は前年同期比93億7,100万円増の102億1,900万円、営業利益率は前年同期比12.0ポイント上昇の13.3パーセントとなりました。
経常利益は前年同期比178億8,000万円増の31億2,800万円、経常利益率は4.0パーセントでした。
当期純利益は前年同期比99億3,700万円増の6,200万円、調整後EBITDAは前年同期比43億2,100万円増の153億9,800万円となりました。なお、調整後EBITDAは、営業損益に減価償却費とその他調整項目を加えたものです。
2026年12月期の通期業績予想は、売上高が1,400億円、営業利益が160億円、営業利益率が11.4パーセント、経常利益が22億円、経常利益率が1.5パーセント、当期純利益が20億円、調整後EBITDAが290億円となっています。
連結損益の推移

過去5年間の連結損益の推移です。
当第2四半期の売上高は765億6,600万円となり、前年同期比で増加しました。営業利益も102億1,900万円と、前年同期比で増加しました。
当期純利益は6,200万円と、前年同期のマイナス98億7,400万円から黒字に転換しています。調整後EBITDAは153億9,800万円となり、前年同期比で増加しました。
調整後EBITDAの増減要因

続いて、調整後EBITDAの増減要因です。
当第2四半期の調整後EBITDAは153億9,800万円となり、前年同期の110億7,700万円から43億2,100万円増加しました。
増加要因は、遊技機事業の売上高増で187億6,600万円、統合型リゾート(IR)事業の売上原価減で12億3,800万円です。
減少要因は、遊技機事業の売上原価増で96億1,700万円、遊技機事業の減価償却費を除く販管費増で9,600万円、統合型リゾート(IR)事業の売上高減で45億1,400万円、統合型リゾート(IR)事業の減価償却費を除く販管費増で12億5,700万円、その他で1億9,900万円です。
連結貸借対照表(要約)

連結貸借対照表です。
当第2四半期累計の資産合計は、前期比33億円増加の3,769億3,500万円となりました。流動資産は、前期比で40億5,300万円増加しています。主な要因は、現金および現預金の増加である34億4,800万円が挙げられます。
固定資産は前期比で6億5,900万円減少しています。主な要因は、有形固定資産におけるTRLEI減価償却費によるマイナス23億5,800万円と、投資その他の資産における長期未収入金マイナス10億7,900万円および関係会社長期貸付金プラス13億7,000万円です。
負債合計は、前期比46億400万円増加の2,485億5,100万円となりました。流動負債が前期比で40億1,300万円、固定負債が前期比で5億9,100万円増加しています。固定負債の主な要因は円安ドル高による社債評価額増加の23億7,000万円です。
純資産合計は前期比13億300万円減少の1,283億8,300万円となりました。株主資本は当期純利益6,200万円により6,200万円増加しています。その他の包括利益累計額は前期比で13億6,600万円減少しています。主な要因は、為替換算調整のマイナス13億800万円です。
なお、為替レートは、PHPが2025年12月末CR 2.66円、2026年6月末CR 2.66円、USDが2025年12月末CR 156.53円、2026年6月末CR 162.39円です。
遊技機事業 2026年12月期第2四半期(中間期) 業績

柳一之氏:取締役の柳です。続いて、遊技機事業の2026年12月期第2四半期業績についてご説明します。スライドは、過去5年の推移を示しています。
当第2四半期累計の売上高は459億2,600万円となり、前年同期比で増加しました。通期は690億円を予想しています。
営業利益も141億6,600万円と、前年同期比で大きく増加しました。なお、第2四半期累計の時点で、通期予想である135億円を上回っています。
調整後EBITDAは151億5,600万円と、前年同期比で増加しました。通期予想は157億円です。
各期の推移はグラフでお示ししています。
遊技機事業 販売台数

遊技機事業の販売台数についてご説明します。
当第2四半期累計のパチスロの販売台数は7万4,417台となりました。通期では10万8,000台を計画しています。新規タイトルは、「スマスロ ミリオンゴッド-神々の軌跡-」「スマスロ BIRDIE WING -Golf Girls’ Story-」などの4タイトルです。
パチンコの販売台数は1万3,498台となりました。通期では2万8,000台を計画しています。新規タイトルは、「e冥妃転生」などの3タイトルをリリースしています。
総販売台数は、8万7,915台となりました。通期では13万6,000台を計画しています。
なお、スライド右下に掲載のとおり、第3四半期にリリース予定の主な機種は、パチスロでは「スマスロ やじきた道中記参る!」「スマスロ タコスロ」、パチンコでは「PA愛の不時着 99スイート ver.」となっています。
なお、新規タイトル数は当社グループ製品のみであり、エンターライズ社製「スマスロ バイオハザードRE:3」は含まれませんが、販売台数および売上高には計上されています。
統合型リゾート(IR)事業 2026年12月期第2四半期(中間期) 業績

佐藤:統合型リゾート(IR)事業の2026年12月期第2四半期業績についてご説明します。スライドは、過去5年の推移を示しています。
当第2四半期累計の売上高は301億2,600万円となり、前年同期比で減少しました。通期は700億円を予想しています。
営業利益はマイナス13億6,800万円と前年同期比で営業損失が拡大しました。通期は89億円を予想しています。
調整後EBITDAは27億3,600万円となり、前年同期比で減少しました。通期は180億円を予想しています。
統合型リゾート(IR)事業 (参考)TRLEIの収益

参考までに、統合型リゾート(IR)事業におけるTRLEI社の収益についてです。
当第2四半期の収益合計は、前年同期比14.1パーセント減の143億9,600万ペソとなりました。一方、来場者数は前年同期比2.4パーセント増の287万8,878人となりました。
内訳です。VIPでは、ローリングチップ取扱高が前年同期比6.8パーセント減、ローリングチップ売上高が前年同期比40.0パーセント減となりました。ローリングチップの勝率は前年同期比1.4ポイント低下の2.5パーセントとなりました。
マステーブルでは、ライブの取扱高が前年同期比17.5パーセント減、ライブの売上高が前年同期比11.1パーセント減、勝率が前年同期比2.1ポイント上昇の29.4パーセントとなりました。オンラインの取扱高は前年同期比7.8パーセント減、オンラインの売上高は前年同期比9.7パーセント減、勝率が前年同期比0.1ポイント低下の2.6パーセントです。
ゲーミングマシンでは、取扱高が前年同期比2.1パーセント増、売上高が前年同期比3.3パーセント減、ゲームマシンの勝率は前年同期比0.4ポイント低下の5.7パーセントとなりました。
なお、スライド右側に記載のとおり、収益の内訳は、VIPが24億3,900万ペソ、マステーブルが45億500万ペソ、ゲーミングマシンが55億8,000万ペソ、非ゲーミング収益が18億7,200万ペソです。
収益の比率は、VIPが16.9パーセント、マステーブルが31.3パーセント、ゲーミングマシンが38.8パーセント、非ゲーミング収益が13.0パーセントとなりました。
統合型リゾート(IR)事業 各領域別取り組み

続いて、各領域別の取り組みです。
ゲーミング領域では、ロイヤルティプログラムを刷新し、会員グレード別へのダイレクトな特典付与など、訴求力ある価値提案を行います。
また、顧客体験価値の管理プログラムを導入し、顧客体験スコア向上と効率的なリソース投資を実現します。
モバイルアプリの改良により、ロイヤルティプログラムの魅力向上と顧客利便性の向上を図ります。
潜在的プレミアム顧客の誘致では、日本、韓国、台湾、シンガポール、タイ、マレーシアなど主要アジア各国のダイレクトマーケティングを強化します。
マスマーケットの集客では、魅力的なゲームバリエーション(Table Games/Electronic Gaming Machines)を導入し、予測分析によるプロモーションおよびイベント時のターゲットオファーを導入します。
非ゲーミング領域では、国内外のMICEビジネスを強化し、プライベートイベントやパートナーシップイベント向けの会場提供を継続・強化して、MICE事業の成長を推進します。
リテイルテナントへのロイヤルティプログラムの導入を拡大し、敷地内のリテイルテナントとの連携を深め、統合型リゾート全体での顧客囲い込みと相互送客を強化します。
ファミリー層向けには、新動線導入により主要飲食店へのアクセスを短縮して集客力を高め、ファミリー層特化型宿泊プランの継続投入により、ターゲット顧客の増客と宿泊収益の最大化を追求します。
統合型リゾート(IR)事業 TOPICS

統合型リゾート(IR)事業のトピックスについてご説明します。
テクノロジープロバイダーであるPhilWeb社と提携し、新たなフィリピン国内向けオンラインゲーミングアプリとして「OKADA PLAY」を5月にローンチしました。
「オカダ・オンライン・カジノ(OOC)」施設内プロモーションの強化に加え、新規登録やログイン、OOCでのプレイ促進を図るため、「OOC Win Zone」を6月にローンチしました。
ハイエンドな日本人プレイヤーに特化した専用のゲーミングエリアとして、「ARIAKE(有明)」を5月に開設しました。このオープンに合わせ、公式Instagramアカウント(@okadamanila_jp)を開設し、顧客とのコミュニケーション強化を図ります。
統合型リゾート(IR)事業 TOPICS

「オタク・ポップ・フェス」を、4月にオカダ・マニラでフィリピン初開催しました。話題の日本アニメ展示やハイレベルなコスプレ大会、アニソンDJライブなどを結集し、東南アジアのオタクカルチャーシーンを大いに盛り上げた大型体験型イベントとなりました。
「&FRIENDS Festival 2026」は、2日間で1万2,000人以上を動員した大規模屋内エレクトロニック・ミュージック・フェスティバルであり、その誘致・開催に成功したことで、ゲーミング以外のイベントスペースにおける収益化能力をあらためて実証しました。
「トラベル+レジャー・ラグジュアリーアワード・アジアパシフィック2026」では、アジア太平洋地域の「ベスト統合型リゾート」3位、フィリピンの「ベスト・シティ・ホテルズ」2位を獲得し、ブランド価値をさらに強化しました。
連結損益計算書

最後にAppendixとして、連結損益計算書について詳細の数字を記載しています。
当第2四半期の売上高は、前年同期比143億9,100万円増の765億6,600万円となりました。売上原価は前年同期比84億7,000万円増の342億9,900万円です。
売上総利益は前年同期比59億2,000万円増の422億6,600万円、売上総利益率は55.2パーセントとなりました。
営業利益は前年同期比93億7,100万円増の102億1,900万円、経常利益は前年同期比178億8,000万円増の31億2,800万円となりました。
税金等調整前四半期純利益は前年同期比148億1,900万円増の31億7,300万円、当期純利益は前年同期比99億3,700万円増の6,200万円となりました。
連結貸借対照表

連結貸借対照表の詳細です。
資産合計は、前期末比33億円増の3,769億3,500万円となりました。流動資産は前期末比40億5,300万円増の974億6,900万円、固定資産は前期末比6億5,900万円減の2,788億8,900万円となりました。繰延資産は前期末比9,300万円減の5億7,600万円です。
負債合計は、前期末比46億400万円増の2,485億5,100万円となりました。流動負債は前期末比40億1,300万円増の456億5,300万円、固定負債は前期末比5億9,100万円増の2,028億9,800万円です。
純資産は前期末比13億300万円減の1,283億8,300万円となりました。利益剰余金は前期末比6,200万円増の1,112億5,100万円、為替換算調整勘定は前期末比13億800万円減の55億8,600万円です。
セグメント別実績

セグメント別実績についてご説明します。
売上高は、遊技機事業が前年同期比187億6,600万円増の459億2,600万円、統合型リゾート(IR)事業が前年同期比45億1,400万円減の301億2,600万円、その他が前年同期比1億3,800万円増の5億1,100万円となりました。
営業利益は、遊技機事業が前年同期比89億9,000万円増の141億6,600万円、統合型リゾート(IR)事業が前年同期比5,000万円減のマイナス13億6,800万円、その他が前年同期比1億6,200万円増の2億7,900万円となりました。
減価償却費は、遊技機事業が前年同期比1億4,300万円減の7億8,500万円、統合型リゾート(IR)事業が前年同期比44億8,000万円減の41億700万円、その他が前年同期比1億7,500万円減の800万円となりました。
調整後EBITDAは、遊技機事業が前年同期比90億5,100万円増の151億5,600万円となりました。一方、統合型リゾート(IR)事業は前年同期比45億6,200万円減の27億3,600万円となり、このうちTRLEI社が29億2,900万円です。その他が前年同期比2,400万円増の1億2,500万円となりました。
なお、調整後EBITDAは、営業損益に減価償却費とその他調整項目を加えたものです。また、文化事業については、当第1四半期連結累計期間より収益の計上区分を「全社収益」から「その他」へ変更しており、表の数値も変更後の区分に組み替えて表示しています。
遊技機事業の実績

遊技機事業の実績についてご説明します。
2026年12月期第2四半期累計期間のパチスロ販売台数は7万4,417台で、新規タイトル数は4タイトルです。
パチンコ販売台数は1万3,498台で、新規タイトル数は3タイトルです。
パチンコ・パチスロ総販売台数は8万7,915台となりました。
第2四半期累計期間の売上高は459億2,600万円となりました。売上原価は257億3,500万円、売上総利益は201億9,000万円、売上総利益率は43.9パーセントです。
販売費・一般管理費は60億2,400万円となり、この結果、営業利益は141億6,600万円となりました。減価償却費は7億8,500万円、調整後EBITDAは151億5,600万円、調整後EBITDAマージンは33.0パーセントです。
このうち第2四半期の3ヶ月は、総販売台数が61,537台、売上高が330億8,500万円、営業利益が96億8,300万円、調整後EBITDAが102億300万円、調整後EBITDAマージンが30.8パーセントとなりました。
ご説明は以上です。ご清聴いただきありがとうございました。
