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戻り待ち狙いの売りが入りやすい

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 10日の日本株市場は、中東情勢を巡る警戒感から売りが先行することになろうが、その後も押し目狙いを入れにくい相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが405ドル安、ナスダックが168ポイント安だった。米国とイランの戦闘激化を受けて原油先物相場は1バレル=96ドル台に上昇したことが嫌気された。また、インフレ警戒から米長期金利が上昇したことも市場心理を冷ました。シカゴ日経225先物は大阪比1085円安の64175円。円相場は1ドル=153円30銭台で推移。

 日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で売りが先行することになろう。日経225先物はナイトセッションで64150円まで売られる場面もみられ、日中比900円安の64360円で終えていた。ボリンジャーバンドの-1σ(64940円)を割り込んできたことで下へのバイアスが強まりそうである。9月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなか、ヘッジ対応の売りが入りやすいだろう。売り一巡後は下値の堅さを見極めつつ、自律反発狙いの買いが意識されそうだが、積極的な上値追いが限られよう。先物市場においては、戻り待ち狙いの売りが入りやすい。

 日経平均株価の-1σは65046円辺りで推移しており、同バンドを割り込んで-2σ(63830円)が意識されてきそうだ。ただ、アドバンテスト<6857>やキオクシアHD<285A>、東京エレクトロン<8035>など指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の不安定な値動きが目立っているが、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は小幅ながら上昇していた。積極的な売買は手控えられそうだが、半導体やAI関連株にらみの展開になりそうである。

 また、日経平均株価が下へのバイアスを強めてくるようだと、先物主導でヘッジ対応の売りが入りやすい。一方で、グロース250指数は足元で調整をみせているものの、支持線として意識されている25日線に接近している。リバウンド狙いのタイミングになりやすく、個人主体の資金は中小型株に振れやすくなる可能性はありそうだ。
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