新聞各紙は「自民圧勝」をどのように報じたのか?

 

《読売》

政治部長氏は、「国民の間に高揚感はない。静かな勝利だ。」として、「熱気のなさは低い投票率が物語っている。国民や与野党には、「選挙疲れ」もあったのではないか」という。確かに3年半で4回の国政選挙。結果、難題は先送りされたと批判。首相には「長期的視野で腰を据えて政策に取り組んでもらいたい」と注文をつけている。経済ではアベノミクスの腰折れを防ぎ、安全保障では中国の動きと北朝鮮の挑発行動に備えよということ。

uttiiの眼

先送りされた「難題」の最たるものは、《読売》からみれば消費税増税のことだろう。そもそも、度重なる国政選挙にかまけて政策課題がなおざりになり、「何年も待機児童問題1つ解決できない」という批判は的を射ている。ただし、首相が執心する憲法改憲に関しては一言も書いていないのがこのコメント最大の特徴。まだ隠す気でいるのか。

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