激辛カレー強要の神戸教師いじめ事件、加害者「自宅待機」の大甘

2019.10.11
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日本中に衝撃を与えた、神戸市立小学校の教師による同僚いじめ問題。次々と明らかになる事実は、この問題がもはや「傷害事件」であることを示しているようにも思えますが、今のところ加害者らに厳罰を与える動きは見られず、専門家らも「免職は厳しい」と口を揃えています。一体なぜなのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』で、数々のいじめ事件を解決に導いてきた現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、その「驚愕の理由」を記しています。

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神戸市教育委員会の不祥事が止まらない

神戸市教育委員会における問題が連続して飛び出てきている。まずは、すでに報道されている教職員間の犯罪行為だ。私は、これを敢えて「いじめとは言わない。理由は2つある。

1つは、いじめ防止対策推進法では、「いじめの定義」があり、ここには、児童生徒間であると明記されているからだ。2つ目は、本件で行われている行為は、ほとんどが犯罪行為であり、学校が治外法権でない以上、これをいじめとするのは腑に落ちないからである。報道された内容を言い換えてみれば、下記のようになろう。

「激辛カレーを無理やり食べさせる」は「強要罪」
「わいせつメッセージを送るように強要」も「強要罪」
「送迎を強要」も「強要罪」
「所有者を蹴る、屋根に乗る」は「器物損壊罪」
「コピー用紙の芯でお尻が張れるほど殴る」は少なからず「暴行罪」
「足を踏みつける、肘で打つ」は「暴行罪」
「激辛カレーを目に入れる、体につける」も「暴行罪」

他にも次から次へと行為が出てくるが、その多くは何らかの罪に該当する行為である。よって、これは校内で行われた犯罪であり加害者は刑法犯であるのだ。

10月8日になって、下記のような内容が報道された。

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これは、神戸市教育委員会がメディア用にプレスリリースした内容である。つまりは、現在調査中であり処分は検討するというものだ。

一方で、4人の教諭は、自宅待機という処分がないという方便で、「有給休暇をとって自宅待機」をしている。何とも悠長な話だが、多くの教員出身などの教育評論家が、口を揃えるように、免職などの処分は期待できない

また、この件は前の校長が事実を把握していたのにかかわらず、「被害者本人が大丈夫です」と言ったから、「もう問題は解消しましたと教育委員会に報告していることが明らかになっている。さらに、神戸市教育委員会は、7月に事態を把握しつつも、実際には9月に入ってから被害者の家族から相談を受けて動き始めている

twitterを使いこの事件が起きた神戸市立東須磨小学校の保護者と名乗る人物に取材をしたところ、ネット上に書き込まれた教諭は確かに10月に入ってから学校に来ておらず、また、保護者会で校長は、ちょっとしたイタズラのようなもので心配をかけてすみませんという内容の説明をしたとのことだった。加害行為をした男性教諭が、子供達に面白い出来事としてこの犯罪行為の内容を話したというのも事実だということだ。

さらに 今後マスコミなどが取材を申し込んできたりすると思うが応じないようにと話したということであった。

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