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ついに日経平均2万8000円、次の動きは?買い時を逃さぬ正統派投資法=山崎和邦

正しく恐れ、かつ正しく挑戦するという、正統派投資法を世間に広めたいと願うばかり

2018年10月2日をアベノミクス相場の大天井と見て、それ以降は「現金ポジションを高くとって買い場を待とう」と長期間、呼びかけてきた。

そして昨年のメルマガ週報「投機の流儀」の3月15日号の冒頭で「百年、兵を養うは(今まで現金で持とうと長期間を呼びかけてきたのは、の意)、一日これを用いんがため(この日に買うためだ、の意)」と珍しく檄を飛ばしました。

コロナ禍救済のために政府日銀が出した過剰流動性を力としての金融相場が、幕間を入れずに、3年先の業績先取り相場という青春期業績相場に直結したという、いわば二幕連続演出の大相場が3月19日の「陰の極」から1万2,000円近く上げたが、青春期相場は「峻厳なる現実の世界」でなく「未だ見ぬ豊富なる可能性の世界」を先見しているのだから、現実を振り返り調整する場面がある方が望ましいでしょう。今の因縁場を素通りして上がれば当面は高いが、その分の調整は大きくなるでしょう。

実は、その時が正しく勇気を出して買うところであろう。

多くの投資家が実践できる「正統派投資法」とは?

商材屋がよく言う10倍銘柄を、時間と労力をかけて探すことはできるが、その探し当てた銘柄を10倍まで保有持続することは、多くの投資家はできないと思う。

多くの投資家が実践できるだろう1つの正統派投資法は、『対数・月足チャートを活用し、景気敏感株の大通り銘柄、かつレンジ相場を形成し下値支持線が明確な銘柄、この好機での売買を繰り返す』ことであろう。

日本取引所データより、石原健一作成

日本取引所データより、石原健一作成

*川崎重工業<7012>の対数月足チャートでの大勢下限水準

日本取引所データより、石原健一作成

日本取引所データより、石原健一作成

*商船三井<9104>の対数月足チャートでの大勢下限水準

日本取引所データより、石原健一作成

日本取引所データより、石原健一作成

Next: 出遅れ銘柄まだたくさんある。正統派投資法を身に付けるには?

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