逆回転に要注意
もし近々おカネの大量発行に歯止めがかかれば、今の流れは逆回転する可能性が高いと僕は思います。
特にFRB(アメリカの中央銀行に相当)が、マネーの供給速度を緩める(=テーパリング)なら、それだけで敏感な投資家は仮想通貨から退避し始めるのではないでしょうか。
目先、中央銀行の政策に最も大きな影響を与えるのはコロナでしょうが、もしこれから終息傾向を見せるとどうでしょう。
もちろん、中央銀行は急激な政策の転換は避けるでしょうが、市場は常に先を見て動きます。しかも仮想通貨は売買が容易なだけにおカネが逃げるときは一斉で、そこが実物資産と違って危ういところです。
なかには1ビットコイン当たり30万ドルを予想する人もいるようですが、どんなものでしょう…。
たしかに超長期の期間軸で見れば、法定通貨の価値の希薄化は止めようがないと僕も思いますが、目先に限って申し上げるなら、そろそろ気を付けるべき時期に入るではないかと思います。
image by:Roman King / Shutterstock.com
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『一緒に歩もう!小富豪への道』(2021年1月21日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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