今朝の日経1面トップ記事「三菱自 燃費不正62万台」に注目です。昨日の取引時間中に燃費不正で社長が記者会見のニュースが伝わり、三菱自動車の株価は一時ストップ安となっていました。(『相場の福の神 ニュースを半歩先読み』藤本誠之)
直近10年間の安値660円を下回ればリバウンド狙いの買い増加も
三菱自動車 燃費不正62万台
昨日の取引時間中に燃費不正で社長が記者会見のニュースが伝わり、三菱自動車の株価は一時ストップ安となっていました。
結局、軽4車種で燃費を実際より良く見せる不正を行っていたことを発表し、この4車種の生産・販売中止を決定しています。「OEM供給先の日産自動車の指摘によって発覚した」というのも、いかにも格好悪いことと言えそうです。
これで、漁夫の利となりそうなのが、軽自動車大手の2社です。
また、三菱自動車の直近10年間の安値は、2012年7月の660円です。過去の不祥事であるリコール隠し時の安値は2004年8月720円です。この2つの株価を大幅に下回る価格となれば、短期的なリバウンド狙いの買いも増加しそうです。
スズキ<7269> 3,180円 (2016年4月21日 終値)
ダイハツ工業<7262> 1,535円 (2016年4月21日 終値)
三菱自動車工業<7211> 583円 (2016年4月21日 終値)
ダイハツ工業<7262> 1,535円 (2016年4月21日 終値)
三菱自動車工業<7211> 583円 (2016年4月21日 終値)
『相場の福の神 ニュースを半歩先読み』(2016年4月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
無料メルマガ好評配信中
相場の福の神 ニュースを半歩先読み
[無料 ほぼ 平日刊]
まいど、相場の福の神こと、藤本 誠之です。原則毎営業日、その日の日本経済新聞のニュースから個別銘柄をご紹介いたします。SBI証券投資調査部 シニアマーケットアナリスト ITストラテジスト オールアバウト株式ガイド