テーパリングへの具体的な示唆はあるか?今年も大注目
2014年8月22日のジャクソンホール会議でECBのドラギ総裁は、ユーロ圏のインフレ期待が「大幅な低下を示した」と発言した。この発言は講演原稿にはなく同総裁の「アドリブ」であった。
さらに政策姿勢を一段と調整する用意があるとした講演原稿の中でも「必要になった場合は」の文言が省かれていた。つまり、これらはドラギ総裁が資産購入プログラムの導入を示唆したとされた。
その後、9月4日のECB政策理事会では現状維持との大方の市場参加者の予想に反して、利下げとともに、10月からの資産買入れを決定した。
ということで、果たして今年のジャクソンホールでは金融政策の変更を意味するテーパリングへの具体的な示唆があるのか。
27日のパウエル議長の講演に注目が集まる。
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『牛さん熊さんの本日の債券』2021年8月25日号より
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