私が2022年の「日本株の逆襲」を想定する理由
2022年も米国株一強の相場が続くのでしょうか。
実は私はそうは考えていません。なぜなら、この先に待ち構えているのは金融緩和の終了、すなわち金利の上昇だからです。
金融理論的には、簡単に言えば金利が下がるとPERが上がります。コロナ禍以降の異例の金融緩和により、米国株のPERは急上昇しました。業績すなわちファンダメンタルズが好調なことも確かですが、それ以上に株価を押し上げたのは間違いなく金融緩和の影響なのです。
金利が上昇すれば、少なくとも全体感でいえばPERの低下が見込まれるでしょう。すると業績が急上昇する銘柄でもない限り、株価は頭打ちになる可能性が高いと考えます。
これに対し、日本株はコロナ禍からの経済回復の遅れもあり低調、TOPIXの今期予想ベースでPERは14倍程度となっています。逆に言えば、この後コロナ禍から回復し、経済が順調に回るようなら、日本株の逆襲があってもおかしくないと考えます。
月並みではありますが、2022年に注目すべきは日本における「アフターコロナ銘柄」だと考えます。これらの銘柄は、コロナ禍以降低調に推移しているので、PERも低いままで、過熱感はありません。業績が回復するなら、株価も素直に反応する可能性が高いと考えます。
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