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もう「米国株だけ持っていれば良い」は通用せず。“金融相場”終焉で期待できる日本企業は?=栫井駿介

日本株にもチャンスあり!

そこで今、注目するべきは「割安成長株」です。

成長しているのにこの金融市場で必ずしも株価が上がっていない(PERが異常に上がっていない)銘柄に妙味があると考えます。

バリュエーション水準の高い米国株では割安成長株を見つけるのは難しいかもしれませんが、一方で日本株はさほどバリュエーション水準が上がっていない状態なので、そういう意味では日本株にもチャンスがあると思っています。

これは国別のPERの推移です。

出典:MSCI

出典:MSCI

2010年前後まではアメリカも他の国々とそれほど変わらない水準だったのですが、金融緩和が続いたことで引き上がり、コロナショック後にはさらに突出して高くなっています。

ここ数年は米国株の調子が良くて「米国株だけ持っていれば良い」という論調もかなり見られましたが、それは金融緩和というバックグラウンドがあったからです。

これから起こりうることは、その“揺り戻し”です。

それを示すものが、この資産クラス別の上昇率です。

出典:モーニングスター

出典:モーニングスター

見れば分かるように、年によって上位が入れ替わっています。

今後、日本株が上位に来る可能性もありますし、もちろん他のものが上がってくる可能性もあります。

確かに言えることは、米国株一辺倒ではないということです。

Next: どんな銘柄を買うべきか。決め手は「株式の大原則」

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