65歳以降でも働けば年金を増やせる
先日、ご相談いただいた奥様の場合を計算したところ、月額で約16万円程度でした。
無駄遣いの少ないご家庭でしたから健康なうちは、なんとか生活はできそうです。
ですが介護が必要になった時には、今ある貯蓄では不安が残る感じでした。
ご相談者は、今まで社会保険の扶養に入れるように、130万円内で仕事を調整していたようです。
70歳までお勤めできるようなので、今からでもいいので、扶養を外れて働くことをご提案しました。
今年は年金の大改正があって、働いている間、厚生年金に加入して働くと70歳まで毎年年金額が増えるのです。
例えば、扶養を外れて年収150万円となった場合、1年厚生年金に入ると8,300円増えます。
2年で1万6,500円、3年で2万4,800円、4年で3万3,000円、5年加入すると4万1,300円も増えます。
これが生涯にわたり加算されるのです。
増えた分を夫が亡くなる前に運用できると老後資産は大きく増えます。
おひとり様になった時にもこれなら安心ですね。
年金の大改正では、パートの社会保険適用が拡大しています。
65歳からでも年金は増やせます。
また、月収の給与と年金の合計額が47万円までは、年金が減額されませんので、年金を貰いながら働くことも可能です。
『教育貧困にならないために』(2022年6月18日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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