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ATMにされる信者たち。銭ゲバ宗教やカルトに騙されないたった1つの方法とは?=鈴木傾城

防御のための最適なソリューションとは何か?

最初から信じていなければ、目の前の人間が真顔で「神が、仏が」と言い出したら「頭がおかしい人がいる」とすぐに察知できる。しかし、合理的でない思考のまま生きていると、頭のおかしい人間でも救済者に見えたりする。

そして、こうした頭のおかしい人間や集団に補足されて、何もかもを毟られる。彼らの洗脳能力を甘く見てはいけない。それは非常に危険なものだ。

彼らは自らを権威付けし、物事や文化を都合よく解釈し、ありとあらゆる手を使って相手を洗脳しにかかる。そして、それを信じない人間を悪魔呼ばわりするか、偽預言者呼ばわりするか、あるいは家畜扱いする。

「信じない人間は地獄に落ちる」
「呪われる」
「信じなくても真理は覆らない」

そのように脅し、恐喝し、それを信じなければ殺されても当然だと思い込ませてくる。人間には、何を信じて何を信じないかという「思考の自由」がある。しかし、カルトはその自由を奪う。

自分たちを信じろと言うのではない。無理やり人間の頭の中を変える。人を極限状態において精神的に崩壊させて、自分たちの都合の良い世界観を植え付ける。

そして、新しい世界観を植え付けられた人間は、一生その集団の奴隷になってしまう。考え方も、生活も、すべてを集団に尽くして死んでいくのである。

こうした集団に属すると、「財産を寄付しないと天国に行くことができない」とか言われる。そして、持っている財産をすべて吐き出されて奪われる。

しかし、このときには本人の人間性は破壊されているのだから本人だけが何をされているのか分かっていない。

この状態を「マインド・コントロールされた」と呼ぶ。いったんマインド・コントロールされたら十数年経ってもそこから抜けられないのはよく知られている。

自分の人生を破壊されたくなければどうすればいいのだろうか。簡単だ。信じる者は奪われるのだから、最初から信じなければそれでいいだけの話だ。

「信じない」というのは、防御のための最適なソリューションである。それを意識するのは非常に重要なことだ。現代は、集金システムと化した宗教を積極的に遠ざけておくのが正しいスタンスであり、その中で生きるための基本が「信じない」というものである。

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