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日本の中間所得層は完全消滅。“借金資本主義”の崩壊で国民の多くは大貧困に陥る

現在進行中の不況下でのバブルの破裂は何によって起きるきるのか?あまりに多くのブラック・スワンが飛んでいて何が原因となってもおかしくはありません。紙幣の増刷に継ぐ増刷は、資源の高騰と同時に国民の所得減少をもたらし、貧困層は急拡大するでしょう。(『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』)

【関連】大麻ビジネスに乗り遅れる日本、世界はマリファナ巨大市場の誕生でハイになっている=鈴木傾城

※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2022年6月29日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

ブラック・スワンはどこにいる?不況下でのバブル破裂

2008年バブル破裂は サブプライムローンの証券化による破裂が切っ掛けだった。

では 現在進行中のこの超不況の中でのバブル破裂は何から始まるのか?という論議があります。

私は何がきっかけになるのかはわかりません。余りにも多くのブラックスワンが飛んでいるからです。

此の米国住宅市場から?ビットコインから?株式市場から?

私は、放縦に電子増刷したマネーによる、スーパーインフレーションによる中間層の消滅と貧困層の大幅増加からブラックスワンが出てくるような気がします。

世界の多極化とは、世界中の国がバラバラになること

同時に、貧困国からの難民大挙襲来による、先進国の社会不安が引き金になるのではないか?

既にユーロ圏各国内部では、物価高に対する抗議運動が拡大し、政権が不安定になっています。

世界は多極化すると言う表現がありますが、三極化ではなく、真なる多極化、つまりバラバラになった世界に変化するのではないか?と思います。

国連が存在していても、完璧に無力で、あちこちで地域的戦争が始まるのではないか?と恐れます。 

人件費は削られ、人口減少、国民所得減少を招く

この借金資本主義を少し考えてみましょう。

たとえば、身近なラーメン屋を例に話します。

近所に新たにラーメン屋が新規開店しました。この地域では既に十分な数のラーメン屋が存在しています。

1店増えれば、1店、どこかが潰れるような均衡状態にあります。

新規開店のお店の主人は、価格設定の際、競争相手の価格と同程度に設定するでしょう。
 
販売価格=材料費+水道電気代+人件費+金利の公式から考えると、削れるのは人件費だけです。

時給1,000円でも、900円に削りたい!もっと削りたい!と思うのは必然です。非正規やアルバイト、パートに人々は、常にこの圧力に晒されているのです。

これで新規開店のラーメン屋が繁盛すれば、良いのですが、人口減少、国民所得減少となれば、失敗し破産の可能性が高くなります。

Next: 借金資本主義で国家は破綻。大増税時代がやってくる

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