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日本の中間所得層は完全消滅。“借金資本主義”の崩壊で国民の多くは大貧困に陥る

借金資本主義が招く大増税

さて破産となれば、その借金はどうなるのか?

銀行が黒字であれば、吸収され消えるでしょう。しかし、返済不履行で破産ローンが数多く累積し、巨額となれば、銀行は手数料を上げるでしょう。つまり銀行顧客が負担するのです。

さらに巨額となれば、銀行合併で不良資産を処理、それは国家が資金注入(紙幣増刷)をします。債務は消えません。債務は国家が肩代わりして、将来の税収で埋め戻します。つまり国民負担になるのです。

あなたが払うのです。

福島原発の復興に、毎月毎月巨額の費用が掛かっています。 

誰が負担しているのか?国民です。復興税を払っている貴方です。

あなたの近くの温泉の旅館廃墟取り壊し費用は、取りあえず地方自治体が負担しています。 
それも結局、あなたの負担になります。

しかし、国家も地方自治体も税収が減り、赤字です。支払う資金は無いのです。無いから国家による紙幣増刷で間に合わせます。

これが全世界で行われ、毎日毎日増刷しているのです。

無制限に増刷される各国紙幣の価値は、有限資源の価格に反映されます。

無限紙幣額/有限資源=それぞれの物品の価格。

この借金資本経済が、最終的に大増税を招き、結果、中間層家計の可処分所得を奪い、国民窮乏化を引き起こし、その上、強烈な物価上昇で多くが貧困層となり、安定的な国家を潰すと思ってしまうのです。

私の妄想:「全員借金膨張」バブルの破裂です。

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image by:addkm/ Shutterstock.com
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いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2022年8月29日号)より一部抜粋、再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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