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3週連続放送“ジブリの呪い”は株価暴落の前兆か?マーケットを左右するアノマリーの謎を解き明かす=Team xoxo

先週金曜日から3週連続でジブリ映画が金曜ロードショーで放送されているが、マーケットには、ジブリ映画が放送されると株価が下がる”ジブリの呪い”というアノマリーが存在する。今回は投資の世界で有名なアノマリーと、その要因について解説していこう。
(『 元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報 元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報 』)

※本記事は有料メルマガ『 元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報 元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報 』2022年8月14日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め 今月分すべて無料のお試し購読 今月分すべて無料のお試し購読 をどうぞ。

プロフィール:Team xoxo
元外資系金融機関出身3人で結成した『あなたに寄り添う』をテーマに金融リテラシー向上で人生を楽しむお手伝いを目標にするチームです。

かえるさん:証券歴27年だがTeam xoxo代表兼癒し担当。サラリーマン生活のそのほとんどが欧米外資系証券だが実は大手日系証券会社出身。地方個人営業から外資系証券でのマネジメント業務までありとあらゆる証券業務を日本とロンドンで経験。趣味は食とクルマ。

ロン:証券業界歴37年でTeam xoxoの精神的支柱兼ご意見番。セールストレーダーとして外資系証券の第一線で活躍。スモールキャップアナリストがキャリアスタート。それゆえに銘柄発掘と企業分析が得意。趣味はスキー、ランニング、登山とベイスターズ。

JB:業界歴20年以上でTeam xoxo唯一のバイサイド出身。日系・外資系資産運用会社におけるグローバル株式ファンドマネジャー経験。現在は軸足の半分を海外に置き、個人投資家や中小企業支援。保守的取引と積極取引のバランス感覚に定評。

“バルス祭り”でマーケットが動く?

日経平均株価は28,000円を超えて堅調だ。

米国7月CPI発表を前に足踏みする局面もあったが、山の日を挟んで金曜日も大幅に上昇し28,500円辺りまで上昇。チャート的には先高感もありSNS上では30,000円を目指す展開との景気の良い投稿も見られるようになった。

一方でこんなツイートも見かけた。

8月12日金曜ロードショーで『天空の城ラピュタ』放送

『バルス祭り』

ジブリの呪いに要注意

ジブリの呪い…そうこれは金融界隈で一番根拠のない、しかし有名なアノマリーでもある。

何と今週から3週連続金曜ロードショーでジブリ作品が放映されるではないか!

金曜ロードショー放送予定

8月12日『天空の城ラピュタ』
8月19日『となりのトトロ』
8月26日『耳をすませば』

正直『ジブリの呪い』はよく話題になるが、マーケットが呪いがかった動きをした局面なんて記憶にない。

今回、検証してみても、確かに為替は放送時間から20銭ほど円高に振れているが,日経平均先物は200円以上夜間に上昇している。

それでも僕もサラリーマン時代このネタをよく使った。

それは顧客、特に外人ウケが良かった相場ネタだったからだ。

そもそもいつの頃からこのアノマリーは語られ始めたのだろうか?

“ジブリの呪い”とは?

“ジブリの呪い”とは、日本テレビ系列金曜ロードショーでジブリ作品が放送されると、為替が円高に進み、翌営業日株価が下落するというアノマリーというか都市伝説のたぐいのものである。

2006年頃から金融業界では話題になっており、リーマンショック以降、特に2010年辺りから、それが個人投資家にも広まったと言われている。

2013年8月にウォールストリートジャーナルが大きくこの件について報じ、2015年10月2日にテレビ東京『ワールドビジネスサテライト』で特集がされている。

ちなみにジブリ映画興行収入圧倒的1位が、2001年公開の『千と千尋の神隠し』だ。

この映画の初テレビ放送が2003年1月24日の金曜ロードショーで、関東地区の視聴率がビデオリサーチ調べで46.9%、その後、10回テレビ放送されているが、今年初めにも放送され、その時の平均視聴率が16%を超えているお化け作品。

ジブリ人気の爆発と、テレビ放映される映画枠の減少が、このアノマリーを生む時代的背景になったのだろう。

Next: “ジブリの呪い”はなぜ起きる?マーケット視点から解明

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