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船場、中期経営計画2024“Make a New Wave!”をスローガンに新たな市場の開拓により売上高が61%伸長

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2022年8月17日に発表された、株式会社船場2022年12月期第2四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。

目次

八嶋大輔氏:みなさま、こんにちは。株式会社船場、代表取締役社長の八嶋でございます。当社の2022年12月期第2四半期決算の決算説明をご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日は2022年12月期第2四半期の決算状況及び注力分野の実績のご紹介、そして2022年12月期通期の業績見通し、本年度からスタートした中期経営計画について、私からご説明します。

まずは、2022年12月期第2四半期の決算についてご説明します。

2022年12月期 第2四半期 業績ハイライト

こちらは、2022年12月期第2四半期の決算の業績ハイライトです。売上高、営業利益ともに前年同期に比べて大幅な増収増益の結果となりました。要因としては商業分野での市況回復と、中期経営計画2024で掲げる戦略の推進による注力分野の受注拡大が挙げられます。

また、利益面では継続的な工事原価低減への取り組み及びDX推進による業務効率化等により利益率の向上ができました。

連結損益計算書

連結損益計算書はご覧のとおりです。第2四半期の事業概況は、売上高128億400万円、営業利益5億3,900万円と、大幅な増収増益となりました。

連結売上高:地域別

地域別で見ますと、海外では中国でのゼロコロナ政策による厳しい経済活動制限により、一部開発案件の遅延がありましたが、台湾での長期にわたる大型開発案件の進捗もあり、売上高が前期比173パーセントの16億5,900万円を計上しております。これは全体構成比の13パーセントにあたります。

一方、国内では期首早々から全国に発出された新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が3月末をもって解除される等、社会活動制限も緩和され、徐々にではありますが経済活動も回復してまいりました。

中期経営計画の戦略の1つである「新たな市場の開拓」として、大型のグランピング施設や教育機関、オフィス及び公共施設等の案件の獲得により、売上高が前期比159パーセントの111億4,500万円となりました。

売上高:海外連結子会社

海外地域別に見ますと、新型コロナウイルス感染症の影響により売上に苦戦している地域はありますが、台湾では11億5,000万円と、大型開発案件の進捗もあり大きく売上を伸ばすことができました。

連結貸借対照表

連結貸借対照表はご覧のとおりです。流動資産は、前期末と比較し10億200万円の増加、固定資産は1,400万円の減少となりました。総資産は、前期末と比較すると9億8,700万円増加し、177億9,200万円となりました。

流動負債は、前期末と比較し8億1,900万円の増加、固定負債は7,800万円の減少となりました。負債合計は、前期末と比較すると7億4,000万円増加し、66億8,400万円となりました。

純資産は、前期末と比較すると2億4,800万円増加し、111億800万円となりました。自己資本比率は62パーセントになります。

連結キャッシュ・フロー

連結キャッシュ・フローの状況です。営業活動によって得られたキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の計上、売上債権の回収、仕入債務の増加などにより16億600万円の収入となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産取得などにより4,100万円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより2億5,700万円の支出となりました。

現金及び現金同等物は、前期末から16億3,000万円増加し、期末残高は101億100万円となりました。

連結売上高:市場分野別

ここからは、市場分野別の業績概況の説明と注力分野の実績のご紹介をさせていただきます。

市場分野別の売上高ですが、各分野ともに前期に比べて増加しております。特に、当社が中期経営計画2024で掲げる戦略の1つである「新たな市場の開拓」として、オフィスやグランピング施設等の余暇施設を含む注力分野が、前期比256パーセントの33億600万円と大きく増加しております。この注力分野の全体構成比は26パーセントで、毎年拡大基調にあります。

売上高:注力分野が大きく伸長

こちらは、注力分野の売上構成比です。構成比を見ますと、オフィスやグランピング施設等の余暇施設の構成比が高くなっております。

これは、当社が提唱する環境への負荷を低減するエシカルデザインに賛同していただける客先が増えているおかげであり、エシカルデザインが当社ならではの付加価値として徐々に浸透してきていると考えております。

次のスライドより、当社の注力分野の実績紹介をさせていただきます。

注力分野 実績紹介 キャンパスヴィレッジ大阪近大前

こちらは、東急不動産株式会社さまが手掛ける学生レジデンスです。当社は、入居者同士のコミュニケーションや活動が生まれる1階共用空間をデザインしました。

学生が集うカフェテリア、大きなキッチンが設けられたラウンジ、大画面で映画を鑑賞できるシアタールーム、さまざまな使い方ができるプレイルーム、集中して勉強ができるスタディルームで構成。

家具デザインには、木の根部分や曲がり木など、木材としての流通が難しい木の部分や、廃棄されるモノを資源として活かしました。各所にエシカルデザインを取り入れることで、学生やすべての利用者に対して、サステナビリティへの意識の醸成を目指しました。

注力分野 実績紹介 (株)電通デジタル 次世代型新オフィス「汐留PORT」

こちらは、株式会社電通デジタルさまの次世代型新オフィスです。こちらの改修工事において、当社が提唱するエシカルデザインへの取り組みとして、資源循環型リノベーション「CIRCULAR RENOVATION」へ挑戦し、排出された廃棄物のリサイクル率99パーセントを達成しました。

リノベーションの過程で発生する廃棄物を品目ごとに分別しリサイクルすることで、無駄にすることなく新たな資源として再生させました。

注力分野 実績紹介 TOKYOシェアオフィス墨田

こちらは、東京都さまがテレワークなど、ニューノーマルな働き方を実現するためにモデル的に開設したシェアオフィスです。築45年以上の建物をリノベーションし、廃棄物を意匠に転換することで、サステナビリティと意匠性が共存するデザインを実現しました。

今あるものを可能な限り修繕して残せるように検討し、それでも排出されてしまう廃棄物や製造時に出る端材を、家具や仕上げ材にアップサイクル。廃棄物のリサイクル率95.6パーセントを達成しました。

リサイクル率を高めるだけでなくデザイン性にもこだわることで、廃棄物再利用の可能性を広げることに挑戦しています。

注力分野 実績紹介 NEMUフォレストヴィラ

こちらは、三井不動産株式会社さまが手掛ける、三重県志摩市の「NEMU RESORT」内にある「穏やかな自然と調和したプライベート空間」をテーマとしたグランピング施設です。

ヴィラの建築構造には、移設・再利用・増改築がしやすく廃棄物の発生を抑えられるコンテナを使用しました。環境に配慮したエシカルマテリアル(※)の採用や、既存地盤の活用による新たな土の購入や残土の処分の回避、木や芝生の植栽による土地の生態系保全への寄与など、当社が推進するエシカルデザインに取り組み、人・地域・自然環境に配慮した空間設計を行いました。

※エシカルマテリアル:資源循環促進のために、船場が独自の選定基準と視点でピックアップしたマテリアル。

注力分野 実績紹介 ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS

こちらは、株式会社大日商事さまが手掛ける千葉県いすみ市の満天の星を楽しむことができる環境を最大限活かし、大自然との一体感を感じることができるグランピングリゾート&スパ施設です。

伐採期を迎えた丸太の活用や、廃瓦や廃材を用いた舗装材の使用、コンテナを用いた宿泊棟など、地球環境へ配慮した施設を創り上げました。

注力分野 実績紹介 鳥居崎海浜公園

こちらは、公園整備事業者として大和リース株式会社さまと木更津市さまがパークPFI制度を活用した官民連携型の公園整備事業です。「公園」内に戸建ての「商業」施設を融合させ、公園整備の期間は最低20年という長期視点に立ったサステナブルな設計を行いました。

水辺ロケーションを活かし「海」「公園」「建築」が“緩やかに連動する段丘の景観”を演出しています。

注力分野 実績紹介 一人一花スプリングフェス2022

こちらは、福岡市さまが主催するフラワーイベントにおいてアップサイクルファニチャーをデザインしました。タイルカーペットを木製パレットの上に並べ、会場コンセプト「ピクニック」に合う鮮やかな花壇とベンチを創出しました。

また、工場で余っていた木材を、廃棄予定のドラム缶やシャンプーコンテナと組み合わせ、ハイテーブルを製作。すべて廃棄される予定だったものをアップサイクルして製作することで、エシカルデザインを具現化しました。

素材そのものが持つ特徴を壊し過ぎずに、さりげない箇所で廃材ということを認知してもらえるようデザインし、ものづくりの新たな可能性を訴求するファニチャーを創り上げました。

イベント終了後も、ハイテーブルは福岡市のコミュニティガーデンで活用されています。

注力分野 実績紹介 荒尾市立図書館

こちらは、熊本県荒尾市さまの老朽化した熊本県荒尾市立図書館を再整備し、ショッピングセンター内に、集会所、書店、カフェと一体となった「本の広場」として新たにオープンしました。県産の杉材の使用や、地元工芸の小代焼のレリーフ、館内書架や什器の県内生産など、地産地消を徹底しました。

また、児童図書エリアでは、市の歴史的資産である荒尾干潟をテーマに、海や船、洞窟をイメージさせる空間を、実際に荒尾干潟の砂や小岱山の土を利用して創り上げました。

利用者の地元への愛着を深めるため、デジタルライブラリーを設置し、図書館ができるまでのメイキングムービーを常時上映しています。

受注残高:市場分野別

続きまして、2022年12月期の通期業績見通しについてご説明いたします。2022年12月期第2四半期の市場分野別の受注残高はご覧のとおりです。専門店が前期比176パーセントと増加しておりますが、全体としては前期比86パーセントの42億1,000万円となっております。

2022年12月期 通期の業績見通し

通期の業績見通しは、期首で掲げた目標値から変更なく、売上高230億円、営業利益・経常利益はともに6億円、当期純利益は4億円を見込んでいます。

第2四半期以降も、新型コロナウイルス感染症再拡大の懸念及び海外での事業環境の不透明さも残るため、期首で掲げた目標を据え置きとしております。

配当計画

配当計画です。先ほどお伝えした業績目標を着実に達成し、当初の予定どおり、1株につき30円の配当を行えるよう社員一同取り組んでまいります。

中期経営計画2024

最後に、今年より取り組んでいます中期経営計画2024について、あらためて説明をさせていただきます。

スローガンは「Make a New Wave! 新しい波を起こせ!」です。業界の中でも先鋭的で特異な存在となるよう、ブルーオーシャンを追求していきます。

戦略は大きく4つです。「エシカルとデジタルの実装」「新たな市場の開拓」、海外事業戦略として「SEMBA One Asia」、そして、人事戦略として「変化を支えるダイバーシティ戦略」です。

業績目標

業績目標はご覧のとおりです。売上高は本年度230億円、来年度は250億円、そして2024年度は280億円を目標としています。営業利益は2024年度11億円を目標としております。

配当計画

それに伴う株主還元として、1年1年着実に増配を継続したいと思います。2024年度には、過去最高となる46円配当ができるよう取り組んでまいります。

当社は、環境の変化にしなやかに対応しながら、中期経営計画の遂行に役職員一丸となって取り組み、当社ミッションである「未来にやさしい空間を」を社会に広めるべく、新たな価値の提案を進めてまいります。

当社のビジョン“GOOD ETHICAL COMPANY”を目指し、みなさまに愛され、人材が集まるような会社となれるよう邁進いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

以上で、2022年12月期第2四半期決算説明を終わります。最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

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