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婚活に敗れた30代女子の「夫の代わりに不動産投資」戦略に勝算はあるか?“成約”までの意外な共通点と必勝法=長谷川高

見かけに惑わされてはいけない

不動産においては、外壁も内装もお金をかければ、かなり美観的には優れた姿になります。特に中古マンションの専有部分などは、数百万円単位の補修をすれば、相当若返りかつ美しくなります。

しかし、壁や床の内部に存する給排水管が劣化していても素人目には分りません。そうなのです。肝心な所は「目に見えない」場合が多いのです。

以前、雨が降るとどこからか雨漏りがして、居室の床に水溜りができる築35年のマンションを見たことがあります。マンションの屋上や外壁に亀裂ができて雨漏りしているのです。そのマンションも300万円程度の補修をして、見た目だけは眉目秀麗に仕上がりました。

投資は前のめりになった時、失敗するリスクが高まる

例えば「何時までには必ず投資するぞ!」と自分に誓い、焦って投資した場合、投資不適格物件を買ってしまうことがときどき起こります。

良い物件と巡り会うのは、一に「努力」ですが、二に「運」も必要です。仮に3ヶ月、6ヶ月と期限を設定しても、その間に巡り会えるとは限りません。

よって、期限を自分で決めて、焦って投資しても、よいことはないようです(これも婚活とどこか似ているような…)。

休むも良し。迷った時は、いったん「冷静になる」こと

また、周りの雰囲気(ブームや風潮)や環境や状況(個人的な事情)に流されて、それほどでもない物件を高値掴みしてしまうことがよく起こります。

これもできれば避けたいものです。

よって「迷った時は、早急に答えを出そうとせず、急がずにいったん引く。またはいったん休むも良し」なのです。

しかし、投資の世界でも、これがけっこう難しいもの。

登山ウェアやトレッキングシューズを買い、キャンプ用具を揃えたら、春先のまだ雪が残っている山でも、兎に角、早く登りたいと思うものです。雪がしっかり溶けてから登ろうというのは、なかなか難しいものです。

投資でも最適な時期を待てずに投資に向かってしまい、失敗してしまう方が多いのも事実です。

Next: 結局、資金力がものを言うのか?婚活と不動産投資の必勝法は…

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