fbpx

資産“日本円だけ”なら価値半減へ。馬鹿な政治家たちのせいで凋落する日本…海外に逃げられないならどう生きるか=鈴木傾城

「持っている資産を凋落する円と切り離す」こと

円安で日本人の持つ貯金や現金も目減りし、国内でも物価上昇に賃金が追いつかず、政治家は無能で日本を良くする政策を取ることができず、経済状況がどんどん悪化していく。

だからこそ、「凋落の環境」に適応する能力が必要になってくる。

政治家・高級官僚の無能ぶりでこんな能力が必要になるのだから情けない限りだが、自民党・公明党が「他の何か」に入れ替わったくらいで日本の状況が大きく変わるような感じでもない。

政治を変えていかなければならないが、凋落を止めるのは間に合わないので、そんな現実の中では、私たちは凋落を見据えて、「その凋落の中でどのように生きるか」をテーマにするしかない。

さしずめ、私たちが今からすぐに取りかからなければならないことは、「持っている資産を凋落する円と切り離す」ことである。これは『 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 』で詳しく述べているので、そちらに譲る。

何度も書いているのだが、私は2012年に「もう日本は終わったのかもしれない」と考えて、ほぼ全資産をドル資産に変えたのだが、10年経って私のドル資産は2倍の価値を持つようになった。

ということは、これを逆に考えると円しか持っていない人は10年前と比べて「資産は半減した」ということなのである。外国人が日本にやってきて「日本は安い」と喜んでいるのだが、それもそうだ。円の価値が10年前と比べて半分になっているのだから、それは安いだろう。

円資産しか持たなかった人は、この10年で日本を成長させることができない馬鹿な政治家たちのせいで半減したということでもある。

資金は日本よりもマシな国に持っていく

日本は凋落していくとしても、世界を見回すとこれから成長していく国、あるいは今後も確実に成長できる国はいくらでもある。現在の資本主義の総本山であるアメリカは鉄板としても、他にもいろんな国が台頭する。

たとえばインドはまだ荒削りな国だが、今度もどんどん経済成長していき、意外にもそう遠くない時代にはGDPでも日本を追い抜くかもしれない。東南アジアで言えば、ベトナムやインドネシアのような国も日本人が驚くような成長を見せるはずだ。

もし投資する余裕資金があるならば、そういった国に投資して資金を運用するのも面白いかもしれない。要するに資金は日本よりもマシな国に持っていって、その国の成長を受け取れば良い。

投資するような余裕資金がないのであれば、自分に投資するのが一番だ。自分が向上したら、国がどうなろうが「自分」だけは最後に残るし、それは誰にも奪えないものだからである。

Next: 凋落に適応するためのライフスタイルも考える時期に入っている

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー