fbpx

ジム・ロジャーズ氏「ビットコインほか暗号資産はやがて価値ゼロになる」と警告…中央銀行デジタル通貨導入後の世界とは?

ビットコインをはじめとする暗号資産は今後、さらに価値が上がっていくのか?はたまた価値がゼロになるのか。著名投資家のジム・ロジャーズ氏は、「将来的にすべての価値がゼロになるかもしれない」と警告しています。その理由とは?メルマガ『 世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 』では、読者からの質問にすべてジム・ロジャーズ氏が直接、自分の言葉で回答しています。今回は4月21日号に掲載された質問と回答の一部を特別に無料公開!全世界株式インデックスに集中投資するリスク、インドが中国を越える時期、日本の会社員におすすめのリスキリングなどなど、盛りだくさんの内容で配信されています。

※『世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」』次号は2024年4月7日配信です。ご興味を持たれた方はこの機会にご購読ください。

プロフィール:ジム・ロジャーズ
1942年、米国アラバマ州生まれ。イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200%という驚異的なリターンを上げる。37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。

読者からジム・ロジャーズ氏への質問その1:仮想通貨の価値がゼロになる可能性はある?

読者:仮想通貨の価値がゼロになる可能性はあると思いますか?各国がデジタル通貨を作ったら、ビットコインなどにどのように影響すると思いますか?

ジム・ロジャーズ氏の回答:将来的にすべての価値がゼロになるだろう

ジム・ロジャーズ氏:もちろん。多くの仮想通貨はすでにそうなっていると思います。そして残りの多くの仮想通貨に関しても、もしかしたら将来的にすべての価値がゼロになるかもしれません。

私としては、仮想通貨が取引ビークル以外に存在する合理的な理由が見当たらないのです。私の上着のポケットの中にある銀貨に関しては、銀貨が何に使われるか、私は分かります。しかし、私には暗号通貨の合理的な使い道が見当たらないのです。

もし、各国が政府によって管理されるデジタル通貨を作ることができたとします。それがビットコインや他の暗号通貨の価格にどう影響するでしょうか。

ほとんどの政府はコンピュータマネーに取り組んでいますよね。最終的にはすべてのお金がコンピューターになると確信しています。その方が安くて管理が簡単だからです。コンピュータマネーには、政府があなたの行動をすべて把握できるという利点もあります。

例えば、コーヒーの飲み過ぎをやめようなどと言ってくる可能性すらあります。だから、政府はデジタルマネーを好みますし、最終的には、すべてのお金はコンピューター上に存在することになると確信しています。

世界が崩壊し、組織化された社会がなくなれば、コンピュータマネーもなくなるでしょう。しかし、その日まで、最終的にはすべてのマネーがコンピュータ上に存在することになるでしょう。政府は電子ですべてを支配したいのです。そして、政府は銃を持っているので、それに反対できないはずです。

そうなると、暗号通貨の価格は需要が増えるとは思えず、むしろ減るでしょう。暗号資産でアメリカの税金を払うことがもしできるのであれば、需要はあるでしょうが、まだその日は来ていません。

読者からジム・ロジャーズ氏への質問その2:中国も「失われた10年」に突入しそう…復活を見越して投資するのはあり?

読者:中国は失われた10年に突入しようとしているほど、デフレで国内のドライブが小さいと感じます。政府は様々な外資誘導策を取っていますが、中国が本当に回復するのは内需主導になるでしょうか?

中国が日本のように本格的に回復をするのに数十年かかる可能性はありますが、今から投資を検討すべきでしょうか?それとも上がり始めたら買えばよいと思いますか?

ジム・ロジャーズ氏の回答:中国と日本…どちらかを選ぶなら「中国」だ

ジム・ロジャーズ氏:もしかしたら、中国は以前日本が経験した「失われた10年」に突入しようとしているのかもしれません。

政府は外国からの投資を誘導するために、大規模で思い切った行動をとっていますが、内需が回復しない限り、中国は本当の意味では立ち直れないでしょう。もちろん、中国経済はいつか回復するでしょう。アメリカも長期間、停滞したことがありました。中国でも、日本でも、どこの国でも同じことが起こるでしょう。

もし私が、日本と中国この2つのうちのどちらかに目を向けるとしたら、中国に目を向けるでしょうね。

日本は深刻な問題を抱えています。借金が急増しているにもかかわらず、人口は減少しています。日経平均株価が現在は史上最高値の一方で、中国経済は落ち込んでいます。おそらく2024年には、日本よりも危機の中にある中国の方がチャンスがあると思います。

今すぐ買い始めるべきか、それとも中国の状況が回復するまで待つべきかという質問ですが、私はタイミングを当てることが苦手です。しかし、私は今、中国で投資先を探しています。

何かいいものが見つかったら、賢く買いたいとは思っています。

続きはご購読ください。

★ジム・ロジャーズ氏への質問はこちらからどうぞ。回答はメールマガジン『世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」』に掲載されます。

質問その3:全世界株式インデックスや米国インデックスに集中投資するのは危険?

質問その4:日本株の高騰に乗り遅れた…いまからでも投資すべき?

質問その5:インドが中国を超える経済大国になるのに、どれくらいかかる?

質問その6:ETFでオススメのセクターがあれば教えてください

質問その7:お金との上手なつきあい方を教えて

質問その8:日本の会社員にオススメなリスキリングは何でしょうか?

質問その9:ITバブルの頃と現在の相場に共通点はある?

質問その10:日本株はこれからも上昇すると思いますか?

質問その11:政治家が信用できない日本…国民はどうするべき?

質問その12:新たに出版された渡邉美樹さんとの対談本を通して読者に一番伝えたいことは何ですか?

※これらの質問への回答はメルマガで読めます →いますぐ購読!

★ジム・ロジャーズ氏への質問はこちらからどうぞ。回答はメールマガジン『世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」』に掲載されます。

【関連】ジム・ロジャーズ氏が考える日経平均の高値余地は?急騰の予想的中も「飛び込み買いはしない」

<有料メルマガ購読ですぐ読める! 4月配信済みバックナンバー>

※2024年4月中に定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。

2024年4月配信分
  • 『中東情勢が緊迫化で円安進行と金価格が市場最高値 地政学リスクに備えて生き残る術』世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 Vol.008(4/21)
  • 『日銀のマイナス金利解除と、日本の株式市場の行方は』世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 Vol.007(4/7)

いますぐ購読!

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

※定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込5,500円)。

2024年3月配信分
  • 『日経平均株価が4万円超え しばらくバブルが続いても、日本の構造的問題に懸念すべき』 Vol.006(3/17)
  • 『日経平均株価が史上初の3万9000円超えの今、日本人が保有すべき金融資産は?』 Vol.005(3/3)

2024年3月のバックナンバーを購入する

2024年2月配信分
  • 『日経平均株価3万8000円突破でバブル後の最高値 その裏で第三次世界大戦はあるのか?』 Vol.004(2/18)
  • 『日本の、「メガトレンドの変化」の兆候を海外から見ると』 Vol.003(2/4)

2024年2月のバックナンバーを購入する

2024年1月配信分
  • 『NISAで投資するならどこがいい?』 Vol.002(1/21)
  • 『2024年の日本株と米国株の見通し』 Vol.001(1/7)

2024年1月のバックナンバーを購入する

世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 (2024年4月21日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

有料メルマガ好評配信中

世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」

[月額5,500円(税込) 毎月第1・3日曜日]
世界三大投資家と称されるジム・ロジャーズが全世界の機関投資家と個人投資家に向けてメールマガジンを配信。中長期的な相場展望、次に来る市場・業界、有効な投資戦略や心構えについて読者だけにこっそり解説します。あらゆる疑問に答えるQ&Aコーナーも。翻訳はジム・ロジャーズ関連書籍を多く手掛ける花輪陽子とアレックス・南レッドヘッドが担当します。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー