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株価下落「JR東日本」は大丈夫か?長期投資家が注目すべきリスクと好材料、直近の下げをどう判断すべきか=栫井駿介

心配する必要はない

JR東日本は多くの機関投資家も見ているので妥当な評価が付きやすい企業だと思います。

東日本旅客鉄道<9020> 週足(SBI証券提供)

東日本旅客鉄道<9020> 週足(SBI証券提供)

株価はコロナ禍で大きく下がったものの、その後はじわじわと上がってきています。
直近で下がっているのも、中期的に見れば上昇の曲線の範囲内にあるように見えます。

現在PERが13.8倍ということですが、過去のJR東日本のPER水準を見ると、まともに利益が出ている局面では13倍というところが最も下のラインで、これ以上下がらないとは言えませんが少なくとも高い水準ではないでしょう。

自然災害などのリスクはありますが、それを除くと大きな心配は無い銘柄と言えます。

株主優待もありますし、利回りも2.03%と(高くはないですが)悪くはない水準です。

どちらかというと安定的で初心者向けの銘柄ということにはなりますが、今回の下落で心配するような銘柄ではないでしょう。

目先では、JR東日本やNTT、トヨタなど大きな銘柄が下がってきていて、これまで続いていた大型株の流れが収束しつつあるように感じます。

一方で下がった時にはチャンスのある銘柄を探していくことが大事となります。

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image by:Gorodenkoff / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2024年6月19日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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