ユニット42はサイバーセキュリティの専門家チームが集まった組織なのだが、「セキュリティ業界で最強の頭脳を持った集団」とも称されている。つまり、世界最強のセキュリティ集団がパロアルト・ネットワークスにいる。
FBIと連携し、これまで数多くのサイバー犯罪の解決に貢献し、政府機関を標的にしている国際的ハッキング集団もいくつか発見している。パキスタンを拠点にした凶悪なハッカー集団、中国のハッカー集団、ロシアのハッカー集団などもこのユニット42が発見している。
これまで日本企業は「サイバー攻撃は他人事」のような、どこか傍観的な態度で基本的なセキュリティのみで対処してきた。しかし、すでにハッカー集団は「日本企業もカネを出す」ことを知っている。
今後は次から次へと危険なマルウェアを送り込み、内部に侵入できた企業からランサムウェア攻撃を使って企業からカネを盗み取っていくだろう。KADOKAWAグループのような甚大な被害に遭う企業はこれからも次々と出てくる。
日本の政府機関も甘いので、政府官公庁のシステムもハッキングされて、日本国民の個人情報が根こそぎばらまかれる可能性もある。被害が広がれば広がるほど、パロアルト・ネットワークスのような、本当の意味でサイバーセキュリティのプロが重要になっていくはずだ。
投資家目線では、サイバーセキュリティ企業は社会に必要不可欠の注目すべき対象となっている。 ※有料メルマガ『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』好評配信中!ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 ※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。
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弱肉強食の資本主義が蔓延し、格差が急激に広がっていき、いよいよ日本人の間にも貧困が蔓延するようになってきています。経済暴力の中で日本人がどのように翻弄されているのかを、危険なまでの率直さで取り上げ、経済の分野からいかに生き延びるかを書いているのがこのメルマガ編です。